ブックタイトルかみす市議会だより 2016年5月29日号 No.48

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かみす市議会だより 2016年5月29日号 No.48

9 かみす市議会だより 第48号問 国際バルク戦略港湾に指定されたメリット、その後の施策について伺いたい。(保立市長)国際バルク戦略港湾として大型船舶に対応できる大水深岸壁を整備するにあたり、公共岸壁は国費で整備されますが、民間岸壁においては企業負担により整備することとなっています。穀物岸壁は民間岸壁であることから、港湾整備に係る国費負担率のかさ上げや民間専用施設設備への支援を前提とした計画内容となっています。しかしながら、国際バルク戦略港湾の整備のための国の支援措置や規制緩和など制度設計が十分に構築されておらず、パナマ運河の拡張後における船形などの見通しもいまだ不透明なため、現時点では事業化に至っていません。一般質問 平成二十八年第一回定例会の一般質問は三月十日と十一日に行われ、八人の議員が市政全般について、市長はじめ関係部長等に見解を問いました。なお、掲載にあたっては一問一答形式で編集し、要旨を掲載してあります。地域経済について額賀 優 議員問 鹿島港コンビナートに対する振興策について伺いたい。(保立市長)これまで行ってきた主な支援策としては、鹿島臨海工業地帯の立地企業に対し、新設・増設に伴う固定資産税の課税免除制度や、企業が設備投資をしやすい立地環境を整えるため、工業専用地域での緑地率の緩和等を実施してきました。その他、県と連携した取り組みとして、工業用水の料金低減や、復興特区制度の活用による、震災からの復興支援等を行っています。今後は企業と行政が一体となり、鹿島臨海工業地帯の競争力強化を総合的に推進する必要があることから、平成二十七度、鹿島臨海工業地帯競争力強化検討会議が組織され、競争力強化プランが策定されました。この強化プランに基づき、工業用水や電気等の料金低減、人材の確保等の課題について企業とともに取り組んでいきます。問 コンビナート用地の未利用地面積を伺いたい。(保立市長)分譲中の奥野谷浜工業団地において、県有地約八十五ヘクタールの用地のうち、現在約二十五ヘクタールが残っています。問 鹿島港完成のめどについて伺いたい。(保立市長)現在、国の直轄事業は年間五十四億円の事業費を投入して、港内の静穏度を確保するための南防波堤と中央防波堤の延伸工事を中心に進めていますが、完成のめどについては、事業主体が国や県であるためはっきり申し上げられませんが、早期に整備するよう立地企業と連携を図りながら引き続き要望していきます。問 鹿島港の早期完成を働きかけることはできないか。(石毛産業経済部長)バルク港湾としての整備については平成二十三年に国策として計画された事業ですが、このとき鹿島港とともに穀物の分野で選定された五港(釧路港、鹿島港、名古屋港、水島港、志布志港)のうち、整備が着手されているのは、釧路港のみとなっており、国の支援制度を拡充するよう、今後も県や立地企業とともに要望していきます。