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概要

教育いばらき No.535

水戸農業高等学校生活科学科のアイガモ農法水田の実習「渋滞学」の生みの親 西成 活裕さんのインタビューを掲載中! スペシャルインタビュー 茨城県検 索特集2 水戸農業高等学校には農業に関する学科として全日制7学科(農業科・園芸科・畜産科・食品化学科・農業土木科・生活科学科・農業経済科)と昼間定時制農業科があります。 畜産科は畜産を専門に学べる県内唯一の学科で、動物の基礎からバイオテクノロジーまで畜産の科学的理論を学ぶとともに、身近な家畜の出産から出荷までの流れを実際の飼育を通して体験することができます。また、3年生では、畜産物から食品製造を行うほか、国家資格「危険物取扱者」、「愛玩動物飼養管理士」などの資格取得につながるカリキュラムを組んでいます。● 「小学生の時から動物関係の仕事に就きたいと思っていたので畜産科を選びました。世話は大変な時もありますが、動物から身を寄せてきてくれる時がうれしいです。3年間で色々な資格をとり、将来は動物園の飼育員になりたいです。」 円谷 公美(つぶらや くみ)さん(1年生) つくば工科高等学校には工業に関する4つの学科(機械科・ロボット工学科・電気電子科・建築技術科)があります。   ロボット工学科は,ロボットを作り、動かすための電気・機械、それらをつなぎ合わせる技術などを学び、3Dプリンタなどを使ったロボットアームなどの製作を通して「ものづくり」の力を身につけていきます。ロボットについて学べる全国でも数少ない高校です。また、在学中に国家資格「技能士」などの資格を取得することを目標とした授業が行われるなど、これからのロボット産業を担う、「未来の技術者」の育成を目指しています。● 「工業に興味があり、将来はパソコン関連の仕事をしたかったので、ロボット工学科で両方の勉強ができると思い入学しました。ロボットのコンテストに参加したり、技能検定に挑戦したりと、大変ですがやりごたえがあります。」 大橋 壮貴(おおはし まさき)さん(3年生) 古河第二高等学校には普通科と福祉科があり、福祉科では、高齢者や障害者などの福祉を担う人材を育成するために、介護技術のほか、身体の構造や病気について学ぶ「こころとからだの理解」などの専門科目を学習しています。 校外実習では近辺の複数の福祉施設で、3年間で59日間の実習を行い、卒業時には、国家資格「介護福祉士」の受験資格が与えられます。人と関わる職業に必要な資質を高める古河第二高校の「介護福祉士」国家試験合格率は、全国の福祉系高校の合格率を上回ります。● 「ひいおばあちゃんと一緒に暮らしていて、お年寄りが好きなので介護士を目指しています。学校での試験は難しいのですが、実技試験に合格したときはとてもうれしいです。」 鶴見 友里香(つるみ ゆりか)さん(2年生) 県立高等学校には、普通科のほかに、農業や工業、商業などに関する専門的な知識や技術を身に付けることができる専門学科(※)をもつ44 の高校があります。その中から3校の専門学科を紹介します。※ 専門学科…農業・工業・商業・水産・家庭・看護・福祉・理数・音楽・美術・国際関係・総合 詳しくは教育委員会のホームページをご覧ください。     興味のあることを専門的に学べます!?県立高等学校の専門学科について?茨城 ハイスクールガイド検 索水戸農業高等学校畜産科つくば工科高等学校ロボット工学科古河第二高等学校福祉科▲牛にブラッシングをする円谷さん。汚れを落としたり血行を良くする効果があります。畜産科では、豚やにわとりなども飼育し、実験・実習を重視した授業を行っています。▲友人と課題研究発表会に向けて準備を進める大橋さん(右端)。大橋さんはロボットを制御するプログラミングを担当しました。▲「生活支援技術」の授業の演習で、要介護者役の同級生のパジャマを交換する鶴見さん。実技試験に向けて、1人でおむつ交換からベッドメイクまでの作業を15分間で出来るよう練習します。5