ブックタイトル教育いばらき No.535
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教育いばらき No.535
研修会での施設見学の様子(小美玉市立元気っ子幼稚園)園児と児童の交流の様子(行方市立麻生幼稚園、麻生小学校)◇保育技術協議会 幼児教育施設の教職員を対象に、保育技術と指導力の向上のため「保育技術協議会」を行っています。今年度から全ての保育所、幼稚園、認定こども園の教職員まで対象を拡大しました。 今年度は「絵本の読み聞かせ」、「特別支援教育」、「幼児教育と小学校教育の連携」をテーマに3回行い、関係者の講演、実技や研究発表を交えた研修を行いました。これら実践的な研修をとおして、幼児一人一人の特性と発達に応じたきめ細かな保育の推進を図ります。◇保・幼・小接続のための研修会 市町村での保幼小連携を促進するため、「保・幼・小接続のための研修会」の開催と幼児教育指導員の派遣を行っています。 この研修会は、普段は関わり合うことが少ない保育所、幼稚園、認定こども園等の幼児教育施設と小学校の教職員を対象に、各教職員間の相互理解と連携を図り、各校間が、「つながる」ことを目的としています。 小美玉市で行われた研修会では、「育ちと学びをつなぐ保幼小の連携・接続に向けて」をテーマとした幼児教育指導員の講話と各施設で今まで行った取組の成果や今後の課題などの意見交換を行いました。参加した教職員からは「普段接することのない保育所・幼稚園・認定こども園の方々と意見交換ができ、一緒に協力していくきっかけとなった。」、「これからは地域で子どもを育てていく意識をもっていきたい。」などの感想が聞かれました。 この研修会は今年度県内44市町村すべてで行われ、今後とも継続して行い、保幼小の連携強化と円滑な接続を図っていきます。 行方市立麻生幼稚園と麻生小学校では、施設が隣接していることもあり、従前から積極的な交流活動、幼小連携を行っています。 幼児と児童の交流活動は多岐にわたり、合同避難訓練や小学校イベントへの参加、授業の間の休み時間には同じ校庭で共に活動するなどの取組を行っています。特徴的なのは、毎月実施している「なかよしひろばへようこそ」という交流で、児童が自ら考え、計画するもので、園児を楽しませるための様々な工夫を凝らしています。 参加した園児からは、「(小学校のお兄さん、お姉さんたちが)とてもやさしくて感動した。ぼくも早く小学校にあがりたい。」との感想が聞かれ、子どもたちにとって、交流活動が小学校生活への期待につながっています。 また、麻生幼稚園と麻生小学校の教職員による情報交換や合同研修を年7回実施しており、それぞれの幼児・児童の実態やお互いの職員の役割について理解を深めることにより、園児達が小学校生活をスムーズにはじめられるようになっています。 家庭は、子どもたちの健やかな育ちの基盤であり、家庭教育は、すべての教育の出発点です。 一方、地域とのつながりが希薄化し親が身近な人から子育てを学んだり助け合う機会が減少するなど、子育てや家庭教育を支える地域の環境は、大きく変化しています。 県では、親の家庭教育に関する学習機会や情報の提供を充実することにより、すべての親が安心して子育てや家庭教育を行うことができるよう、家庭の教育力の向上を図っています。◇家庭教育を支援するための条例 平成28年12月に「茨城県家庭教育を支援するための条例」が公布・施行されました。 この条例は、子どもたちの健やかな成長のため、基本理念を定め、県の責務、保護者の責任・役割、祖父母・学校・地域等の役割などについて明らかにしました。さらに、就学前教育の推進と連動し、入学前の家庭教育の充実や幼児教育施設に対する支援について規定していることも特徴です。 これにより、将来を担う子どもたちの健全育成のための県民一体となった家庭教育を推進します。ふれあちゃんクイズ!! 茨城県内で2009年に無形文化遺産に登録されたものは何でしょう。正解は8P「おしえて ふれあちゃん」をご覧ください。麻生幼稚園、麻生小学校の取組家庭教育の推進3