ブックタイトル広報なか 2017年2月号 No.145
- ページ
- 8/24
このページは 広報なか 2017年2月号 No.145 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 広報なか 2017年2月号 No.145 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
広報なか 2017年2月号 No.145
ふるさと大使の「那珂良し来良し」♪那珂ふるさと大使通信な か よ し こ よ しVol.11問い合わせ秘書広聴課秘書グループ?298・1111 (内線423・424) ふるさととは、生まれ育ったところをいいますから、私の場合、10歳までを過ごした菅谷(下宿下)がふるさとということになります。60年以上も昔のことです。 小学5年生まで菅谷小学校に通い、小学6年生になると母の実家のある水戸に親、兄弟と離れ、1人転校しました。その水戸の小学校で見せられたのが映画『二十四の瞳』です。この作品は香川県小豆島出身である壺井栄氏の小説を映画化したもので、小豆島の岬の文教場に赴任してきた女先生と12人の生徒たちとの交歓を、戦前から戦後にかけて描いた名作です。小豆島の四季の中で繰り広げられる先生と生徒たちとの交流は、やさしく、美しく、そこに流れる童謡の調べは、菅谷を離れた切なさもあって心に染み渡りました。「赤とんぼ」「夕焼け小焼け」「浜辺の歌」そして、「仰げば尊し」…。 その後、曲折あってNHKに入り、放送には40年以上携わりましたが、私の場合『二十四の瞳』との出会いや、幼児期の故郷への思いから、仕事には歌が、それも子どもの歌がついて回ったように思います。「みんなのうた」「歌はともだち」「あの日あの歌」など。阪神淡路大震災の年に担当した「紅白歌合戦」もテーマは「ふるさと、新たなる旅立ち」でした。番組の大トリはもちろん「故郷」の大合唱。以来、復興歌のように歌われる「故郷」ですが、私の「うさぎ追いしかの山」は登校時いつも眺めた常陸太田の山々であり、「小鮒釣りしかの川」は後台橋の下を流れる川なのです。 ふるさとも今は那珂市と名も代わり、住みやすいまちとして高順位(関東第5位)にランクインしています。市立図書館の誕生もその要因の1つとなっています。 人生とは「出会い」です。那珂市をふるさととする皆さんや子どもたちに、読書やホールでの交流を通じて素敵な出会いがあることを願っています。ふるさとそして出会い那珂市立図書館名誉館長(神奈川県在住)横 さんよこ須す賀か 鎮しず夫お▲テレビ番組収録の際に片岡鶴太郎さんと8