ブックタイトル広報なか 2017年2月号 No.145
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広報なか 2017年2月号 No.145
3月号では「精神障がい」について紹介します。暮らしに合った地域づくり地域自立支援協議会 障がい福祉の関係機関等が集まり、地域における障がい者等の課題や地域の実情に応じた体制の整備について協議を行うため、障害者総合支援法に基づいて設置されています。 障しょうがい種しゅ別べつが同おなじでも症しょう状じょうや生しょうじる問もん題だいは、年ねん齢れいや障しょうがい状じょう況きょうにより個こ人じん差さがあります。そのため個こ々この特とく性せいを理り解かいし対たい応おうしていくことが大たい切せつです。障しょうがい特とく性せいは人ひとによりさまざまです問い合わせ・相談社会福祉協議会相談支援グループ ?229・0309社会福祉課障がい者支援グループ ?298・1111 (内線126~128) ひとりの人として、本人の理解度に合わせて接し、介助者が一緒にいても必ず本人の意思を確認してください。 次のような理解があれば、社会参加しやすくなります。【例】○ はっきり短く、具体的な話し方のほうが伝わりやすくなります。○ イメージがしやすいよう絵や写真などを合わせて伝えると、より分かりやすくなります。 周平は人とコミュニケーションがとれないし、こだわりが強いんだよね。 家では毎日同じやり方で洗濯物を干して畳んでいるし、それが習慣で彼のこだわりなんだ。自分で選んだやり方で自分の役割を果たすことで、毎日を安心して生活ができているんだ。 ただ、何かに困っても、自分の気持ちや考えを言葉にして周りに伝えられない。こうしたい、ああしたいとか。カードとかを使ったりして確認するしかなかった。具合が悪くても倒れるまでやめられなかったりもする。親に相談もできないから、自分なりの行動で表すことになるんだよね。 困っていても自分からは言えない人がいるんだって知ってほしいな。(父) 大翔は、小学校に入るまで言葉が出ませんでした。特別支援学校の中等部で部活動を始めたらスポーツで勝ち負けなく楽しめて、とても積極的になりました。何もしないと家にこもるタイプだけれど、自分から出られるようになってほしいと思います。 周りの人にはいざというときに理解してほしいと思って子どものときから近所の人には、うちの子はこういう子だよと話しました。だから、近所のパトロールの方にも「1人で学校に行けるようになったね」と声をかけられながら成長できました。本当にありがたいことです。孫はこれからも地域の人に見守られて暮らしていってほしいと願っています。(祖母)どう接したらいいの?こだわりが強い分仕事熱心地域の一員として暮らしたい▲ 周しゅう平へいさん(29 歳) 療育手帳A▲大ひろ翔とさん(15 歳) 療育手帳C夢はスペシャルオリンピックス▲文ふみ香かさん(20 歳) 療育手帳?(マルA) 特別支援学校を卒業してから、今は障がい者の就労支援事業所に通って仕事をしています。最初は農作業を希望していたんですけど、支援員さんが手先が器用だからと手芸(布への刺繍)を勧めてくれて今はかわいい手作り品ができあがっています。 今の一番の楽しみはスケート。小学1年生から始め、同じ障がいをもつ子と親のグループで滑っています。最近では先生の指導も受けられるようになり、スペシャルオリンピックスへの出場も現実味を帯びてきました。 親としては「この子はこんな子だ」と決めつけてしまいがちになります。でも周りの人から新しい面、良い面を気づかせてもらい、この子の可能性を広げられていると思っています。(母)5 広報なか2月号