ブックタイトル鹿嶋市議会だより とびら No.87

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鹿嶋市議会だより とびら No.87

■平成28年請願第3号「高額療養費」「後期高齢者の窓口負担」の見直しにあたり、現行制度の継続を求める意見書の採択を求める請願についてー略ー 審査において願意妥当により採択すべきとの意見や、国会与党内で審議中のため採択する時期ではないとの意見がありました。 その後、2名の委員から採択すべきとの賛成討論があり、2名の委員から国民皆保険制度の維持について国が議論している最中であり、時機をみるべきとの反対討論がありました。 採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。ー略ー 採択した請願「高額療養費」「後期高齢者の窓口負担」の見直しにあたり、現行制度の継続を求める意見書の採択を求める請願 【請願の趣旨】「高額療養費」「後期高齢者の窓口負担」の見直しにあたり、現行制度の継続を求める意見書を国に提出していただきたいこと。  【理由】  一般社団法人茨城県保険医協会が会員医療機関に対して行った調査では、32%の会員医療機関が、経済的な理由による患者さんの治療中断を経験していました。さらに、39%が医療費負担を理由に治療や検査を断られたことがあると答えています。「必要な検査を断る」「入れ歯やかぶせ物の処置をためらう」「支払いを年金支給日まで待ってほしい」・・・患者さんの実態が明らかになりました。 本年6月2日に公表された、経済財政諮問会議「経済財政運営と改革の基本方針2016 ~ 600兆円経済への道筋~」(骨太方針)では、社会保障分野において、「負担能力に応じた公平な負担、給付の適正化」をはじめとする改革を進めるとしています。さらに、財務省・財政制度等審議会は改革の方向として、(1)「受診時定額負担」の導入、(2) 後期高齢者の窓口負担の2割化、(3)高額療養費制度の限度額の引き上げ、(4) 市販類似薬の保険はずし、(5) 入院時の居住代の徴収拡大など、さらなる患者負担増をもたらす制度設計を提言しています。-略- さらなる患者負担増は多くの国民から医療を遠ざけ、とりわけ治療が長期にわたる高齢者の生活を圧迫することになります。-略-鹿嶋市立歴史博物館・歴史民俗資料館等の建設に関する請願【請願の趣旨】 鹿嶋は、日本最古の地図であります行基図に、関東地方の地名として最初に記載された地であり、奈良平安時代は藤原摂関家の氏神である鹿島神宮を中心に栄華を誇った。鎌倉時代以降は武士や庶民に崇敬され、明治・大正・昭和時代(戦前)は出征兵士の武運長久を祈願する神、戦後は武道の神・常陸帯信仰など日本歴史の中に大きく輝いている土地であります。 その鹿嶋信仰というべき歴史遺産を展示・研究・学習する施設「歴史博物館」等の建設を請願します。【理由】 歴史遺産に恵まれた鹿嶋を観光客・歴史愛好者の安らぐ場所を演出することが出来る施設、今後の観光開発への拠点施設が、文化財を観光資源とする施策上、必要と思われます。平成28年請願第3号平成28年請願第4号文教厚生委員会 委員長報告(抜粋)不採択とした請願※12 月定例会に提出された請願の原文(一部略)をご紹介します。778 2017 年2 月1 日鹿嶋市議会だより