ブックタイトル広報結城 2017年2月号 No.665

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概要

広報結城 2017年2月号 No.665

13  日本の栄養問題の一つに高齢者の低栄養による「痩せ」があります。高齢者において、低栄養は筋肉量の減少、筋力の低下、骨量の減少、身体機能の低下につながり、生活の質・日常生活動作の低下を引き起こします。また、免疫能力の低下を引き起こし、感染症や褥瘡(床ずれ)を起こしやすくしたり、創傷治癒を遅らせたりして、生命予後を悪くします。 高齢者はさまざまな原因で、低栄養状態に陥ります。その原因としては、個々の栄養素の特異的な欠乏、急性慢性基礎疾患の存在があります。栄養としては、たんぱく質の摂取が欠かせず、特に必須アミノ酸の摂取が重要です。身体的な要因としては、うつ病や認知症による食欲不振があります。認知症やうつなどの中枢神経系障害は加齢とともに増加し、摂食障害を高率にもたらし、高齢者における低栄養の主要な原因です。 また、味覚嗅覚能力・唾液分泌能・そしゃく力・嚥下機能・消化管機能などの加齢による低下があります。多くの歯科・口腔疾患がそしゃく・嚥下障害の原因となりますので、問題があれば、歯科口腔外科などの受診をお勧めします。また、嚥下障害は栄養摂取を妨げるほか、誤嚥性肺炎の原因にもなります。 高齢者の低栄養を予防し、また早めに発見し、衰弱に対処しましょう。(結城市医師会提供) 認知症は、誰にでもなる可能性がある脳の病気です。 現在、高齢者の7人に1人が認知症または認知症予備軍であるといわれており、いつ自分や家族、友人が認知症になるか分かりません。 認知症の人が住み慣れた地域で安心して生活するには、周りに多くの応援者「認知症サポーター」が必要です。市では、平成27年度末時点で3’145人の認知症サポーターを養成しています。 認知症について学び、理解し、認知症の人やその家族を支える認知症サポーターになりませんか。  認知症サポーターとは? 何か特別なことをする人ではありません。認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かく見守る応援者です。 認知症を自分自身の問題と認識し、友人や家族に学んだ知識を伝えること、認知症の人や家族の気持ちを理解しようと努めることもサポーターの役割です。認知症サポーターになるには? 認知症サポーター養成講座を受講した人が認知症サポーターになれます。講座は、市民向けに定期的に開催しているほか、自治会、学校、商店、職場などから申込みがあった場合に講師が出向いて、認知症についての講座、学習会を実施しています。時間は1時間?1時間30分程度です。講座修了後に、サポーターの証しである「オレンジリング」をお渡ししています。 講座の問合せ・申込みは地域包括支援センターへご連絡ください。また、市民活動支援センターのふれあい出前講座での申込みも可能です。市民健康教室No.438高齢者の低栄養について認知症サポーターになりませんか?元生きだよりげん いいつまでも現役世代!問合先●市地域包括支援センター  34-0324●市民活動支援センター (ふれあい出前講座)  54-7008有料広告