ブックタイトル広報ごか 2017年2月号 No.818
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広報ごか 2017年2月号 No.818
広報ごか 2017.2 6 11月25日、町制施行20周年記念第22回五霞町青少年の主張大会が中央公民館講堂において盛大に開催されました。 当日は、町議会議員を始め、各小中学校PTA会長、社会教育委員、民生委員、青少年育成町民会議委員など多数の来賓や一般聴聞者が出席する中、各小中学校から選抜された10名の児童生徒と、町制施行20周年記念の特別企画として、以前小・中学校の時に大会に参加した高校生2名を加えた12名が、日頃の考えや思い、また将来の夢などを力強く発表しました。 受賞者は次のとおりです。《受賞者名》 (敬称略)○五霞町青少年問題協議会長賞 五霞中学校2年中村 友と も音ね○五霞町議会議長賞 五霞西小学校6年須釜 愛あい○五霞町教育委員会教育長賞 五霞中学校3年渡辺 ゆお○青少年育成五霞町民会議会長賞 五霞中学校3年宮﨑 可か純すみ○五霞町青少年相談員協議会長賞 五霞東小学校5年増田 楠な々な○優秀賞 五霞西小学校5年山本 夏か鈴りん 五霞東小学校6年松沼 光ひかる 五霞中学校1年下田 愛ま な美み 五霞中学校1年園田 優ゆ羽う 五霞中学校2年 知久 颯そ う太た○特別賞 古河第三高等学校1年 中村 明あ希き子こ 昌平高等学校1年 東 佑ゆ う馬ま未来の五霞町を守る五霞中学校2年 中村 友音 過疎化。新聞でよく目にするこの記事。日本が抱える大きな問題のひとつが、人口減少による過疎地域の増加です。私はこの記事を読んで、自分たちの住むこの五霞町の事が頭をよぎりました。五霞中学校では、年々生徒数が減少しているからです。まさか、と思って調べてみると、1995年には10,311人だった人口が、現在は8,945人にまで減少していました。それを知り、五霞町も将来過疎地域となってしまうのではないかという不安が私の中に沸き起こりました。自然が豊かで大好きな私の故郷、五霞町を失いたくない、そう思い、この問題を真剣に考えてみました。どうすれば五霞町に人が集まるのだろう、住みたいと思える人が増えるのだろう、そして私は、この問題のヒントが、かつて訪れたことのある「川場村」にあると考えたのです。 川場村は人口約3,000人の小さな村です。しかし、川場村の道の駅が「関東好きな道の駅ランキング」で5年連続1位を獲得したほど、たくさんの人が集まる活気溢れる村なのです。川場村は酪農が盛んで、乳製品を使った食品などを作る工房が道の駅にあります。その工房では川場村のお年寄りが生き生きと働いていました。そして訪れた観光客も大人から子どもまで楽しそうに食品作りを体験していたのです。こうした体験型工房などを、五霞町の道の駅にも作れたら…。例えば、特産品の八つ頭をアピールするために、新たなレシピを公募したり、伝統的な料理を作ったりできると思います。また、川場村のお年寄りが工房で働くことを生きがいとしているように、たくさんの知識や経験を持った五霞町のお年寄りも、生きがいを見つけられる場所となれたら…もっと町が活気づくのではないでしょうか。 そのためには、もう一つの問題点を解決する必要があります。医療の問題です。高齢化が進んでいるのは五霞町も例外ではありません。さらに、将来を担う若い世代を増やすためにも、医療の問題は大きいと考えます。現在五霞町では、医療費が中学生までが一律600円ですが、もしこの制度が高校生まで無料となったらどうでしょうか。また、老人福祉施設や大きな病院などが充実したらどうでしょうか。子どもが健康に育てられる環境ができ、お年寄りにとっても安心して暮らせる環境が作れると思うのです。日本一安心して暮らせる町を作ること、それは人口増加には欠かせないことだと思います。さらに、活気ある町づくりのために「耕作放棄地」の活用があげられると思います。五霞町にある耕作放棄地を町で管理し、農業をやりたいと思っている人に、一定期間実際に農業を体験してもらうなど、少しでも五霞町に興味を持ってもらい、五霞町について知ってもらうことも大切なことだと思うのです。そうして、五霞町を訪れたい、定住したい、と思ってもらえるような町づくりをしていくことが、五霞町の未来を大きく変えるポイントだと思うのです。 私は、絶対にこの大好きな故郷、五霞町を失いたくありません。これからの五霞町の未来を決めるのは、五霞町に住む私たちなのです。みんなで協力して少しずつ変えていけば、数十年後には大きな力となり、町が変わっていくはずです。私はこの五霞町を変えていく努力を始めていきたいです。町制施行20周年記念第22回五霞町青少年の主張大会