ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)
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茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)
Ⅵ研究報告・調査報告1-6霞ヶ浦流域からの負荷量の推定に関する研究1目的霞ヶ浦流域においては,流入負荷量と排出負荷量の乖離が確認されている。その原因の一つとして,従来用いてきた排出負荷量の推定精度が低いことが挙げられていた。そのような理由から平成23年度と24年度に市街地からの排出負荷量調査を実施した結果,乖離の原因は市街地ではない可能性が示唆された。そこで,実際に流入負荷量と排出負荷量に乖離が見られている河川の複数地点において,流入負荷量と排出負荷量を把握し,両者を比較することで,乖離の原因を把握する。また,クロロフィル計や濁度計などのセンサーによる連続水質調査から負荷量を推定する方法がある。従来のL-Q式による負荷量と比較することで,流入負荷量の推定方法についても検討する。2調査方法(1)調査対象河川園部川(2)調査地点羽鳥橋(1),新大谷橋(2),月見橋(3),老田橋(4)(図1)(3)調査期間平成28年2月まで(4)調査方法1流入負荷量調査現地で河川水を採取し,実験室に持ち帰り分析する。2排出負荷量の推定調査地点毎の流域内のフレームから排出負荷量を推定する。3センサーによる連続水質調査河岸から組んだ単管にセンサーを設置し,連続観測を行う。(5)調査項目1流入負荷量調査COD,N,P,SS2センサーによる水質調査水位,流速,Chl-a,濁度,電気伝導度1234図1園部川における調査地点3平成26年度の事業内容平成27年4月から調査を開始するために,調査地点4地点において,図2のように河岸に単管を組み,上流側から,流速計,クロロフィル・濁度計,電気伝導度計,水深計を設置した。図2センサーの設置方法茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No.10 201469