ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

ページ
51/206

このページは 茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度) の電子ブックに掲載されている51ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

Ⅵ研究報告・調査報告1513(湖心)平均(2008-2012)201320141513(釜谷沖)平均(2008-2012)20132014COD (mg/l)119COD (mg/L)1197754月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月54月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月図2本年度,昨年度及び過去5年平均のCOD経月変化(左:湖心,右:釜谷沖,どちらも上層)COD (mg/L)15131197湖心掛馬沖高浜沖54/1 5/1 6/1 7/1 8/1 9/1 10/1 11/1 12/1 1/1 2/1 3/1図3 CODの週別変動(2)窒素? TNは,湖心では5月(0.67 mg/L),7月(0.85 mg/L),8月(0.78 mg/L),11月(0.85 mg/L)は過去5年(2008-2012年度)の平均値(以下,「平均値」という。)(5月,7月,10月は1.0 mg/L,8月は0.99mg/L)を下回ったが,4月に平均値を上回った。その他の月は平均値並みで推移している。釜谷沖では,6月(1.5 mg/L)及び9月(1.1 mg/L)が平均値(6月:1.2 mg/L,9月:1.0 mg/L)より高く,8月(1.0 mg/L),10月(1.0 mg/L),1月(1.5 mg/L)及び2月(1.6 mg/L)は平均値(8月:0.93 mg/L:10月:0.97 mg/L:1月:1.2 mg/L:2月:1.4 mg/L)を下回った(図4)。?溶存無機窒素濃度(DIN:硝酸態・亜硝酸態・アンモニア態窒素の合計濃度)は,湖心では4月(0.32mg/L)は濃度が高かったものの5月から7月は低濃度(0.05 mg/L以下)で推移した。9月以降は濃度が上昇し,11月を除いて平均値並み~高めで推移した。釜谷沖では4月から6月は過去平均を上回ったが,その後低下して8月は低濃度(0.04 mg/L)で推移した。また,9月以降は濃度が上昇したものの平均値並み~低めで推移した(図4)。?図6に,TNの週別変化を示した。4月から5月にかけては,TNは減少傾向にあったが,6月2週目以降に,濃度が上昇していることが明らかになった。また,掛馬沖,高浜入では変動幅が大きく,流入河川を介し降雨の影響を受けやすいものと考えられた。46茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No.10 2014