ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)
- ページ
- 37/206
このページは 茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度) の電子ブックに掲載されている37ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度) の電子ブックに掲載されている37ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)
ⅤⅤ調査研究・技術開発調査研究・技術開発(イ)光化学オキシダントの高濃度現象に関する研究光化学オキシダントは,県内全ての測定地点において環境基準の未達成が続いており,その高濃度要因の一つとして揮発性有機化合物がある。そこで,揮発性有機化合物が光化学オキシダント生成に寄与している割合を把握するための研究を行った。(ウ)有害大気汚染物質調査継続的に摂取した場合,人の健康を損なうおそれのあると大気汚染防止法で定められている有害大気汚染物質について,国のモニタリング指針に基づきベンゼン等の21物質を調査した結果,全ての項目で環境基準等を達成しているなど平年並みであることを確認した。(エ)大気中のフロン濃度調査オゾン層の保護や地球温暖化防止の観点から,オゾン層破壊物質で温室効果ガスである特定フロン3物質及び代替フロン等8物質について調査した結果,例年並みの濃度で推移し,全国と同程度であった。(オ)大気中のアスベスト(石綿)調査一般環境における大気中のアスベスト繊維数濃度の調査結果,例年並みの濃度であり,全国と同程度のレベルであった。(カ)酸性雨の実態把握調査県内における酸性雨の実態を把握するため,酸性の程度を表わすpH等の調査を行った結果,pH値は4.80と平年並みで,全国平均(4.78)と同程度であったが,酸性雨の目安の値(5.6)よりは低く酸性の状態が続いている。(キ)百里飛行場周辺地域における航空機騒音実態調査百里飛行場の航空機騒音について,環境基準の達成状況を把握するため,飛行場周辺の航空機騒音の調査を行った結果,飛行場に近い下吉影地区において環境基準は未達成であったが,他の地点では達成していた。(ク)化学物質環境実態調査環境省が化学物質の環境,生物への残留状態を継続的に把握することを目的として実施している化学物質環境実態調査の委託を受け,県内の大気,河川水,魚類の化学物質の調査を実施した。その結果は,化学物質の環境安全性評価や環境汚染の未然防止に役立てられる。(ケ)水環境化学物質調査県内の公共用水域14地点において,人の健康の保護に係る要監視項目及び水生生物の保全に係る要監視項目31物質,魚類(メダカ)に内分泌攪乱作用があるとされる1物質について実態を調査したした結果,全ての地点で指針値を満たしていた。(コ)公害事案等処理対策調査著しい河川水の汚染などの緊急水質事案,廃棄物の不法投棄,地下水汚染等について,検体を分析するなど,原因や原因者を特定する調査を関係行政機関と連携して実施した。32茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No.10 2014茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No10,2014