ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

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概要

茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

Ⅵ研究報告・調査報告2-3有害大気汚染物質調査事業1目的大気環境中には多様な発生源からの多種の物質が含まれており,中には継続的に摂取した場合,人の健康を損なうおそれがある有害大気汚染物質がある。大気汚染防止法により県はその汚染状況を把握することとされており,有害大気汚染モニタリング指針に基づき優先的に対策に取り組むべき物質(優先取組物質)について,県民への健康影響を確認する。2調査方法(1)調査期間・地点調査は平成26年4月から平成27年3月までの間に月1回の頻度で,図1に示す県内8地点で実施した。調査地点は,一般環境として水戸石川,日立市役所,土浦保健所,筑西保健所の4地点,固定発生源周辺として神栖消防,神栖下幡木,鹿嶋平井の3地点,幹線道路沿道として土浦中村南の1地点である。なお,日立市の測定地点については,平成25年度までは日立多賀であったが,平成26年度からは,日立市役所に変更された。図1調査地点(2)調査対象物質優先取組物質全23物質のうち,測定マニュアル1)に定められている21物質を対象とし,その物性により表1のとおり区分した。表1調査対象物質一覧種類調査対象物質物質数揮発性有機化合物ベンゼン,トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン,ジクロロメタン,アクリロニトリル,塩化ビニルモノマー,クロロホルム,1,2-ジクロロエタン,1,3-ブタジエン,塩化メチル,トルエン酸化エチレン11物質1物質多環芳香族炭化水素ベンゾ[a]ピレン1物質アルデヒド類ホルムアルデヒド,アセトアルデヒド2物質金属類水銀及びその化合物ニッケル化合物,ヒ素及びその化合物,マンガン及びその化合物,ベリリウム及びその化合物,クロム及びその化合物1物質5物質計21物質(3)採取方法及び分析方法調査対象物質の採取方法及び分析方法を表2に示す。茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No.10 2014149