ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

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概要

茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

Ⅵ研究報告・調査報告7.2イオン成分春季・夏季のイオン成分濃度を図3-1に,秋季及び冬季のイオン成分濃度を図3-2に示す。春季及び夏季は硫酸イオンの比率が高く,秋季及び冬季は硝酸イオンの比率が高くなっていた。硝酸イオンは半揮発性のエアロゾル成分であり,気温の高い春季・夏季には気体として存在し,気温が低下する秋季・冬季には粒子となることが影響していると考えられる。春夏※図3-1イオン成分濃度(春季・夏季)※8月3日は欠測秋冬図3-2 3-2イオイオオンオン成分濃度(秋季・冬季)7.3無機元素成分,炭素成分無機元素成分のうち,Smは秋季を除く調査期間で,Beは全ての調査期間で検出下限値以下であった。。Al,Fe,Znは各季節で,無機元素成分の大部分を占めていた(図4-1,図4-2) )。夏季のWSOCは測定値の整合性が取れないため欠測とした。それに伴いWIOCについても欠測とした。春季・秋季・冬季の炭素成分濃度を図5に示す。WSOC,WIOC,Char-ECは秋季・冬季に高濃度になり,PM2.5質量濃度の増減と連動していた。Soot-ECは季節変化が少なく,他の炭素成分と比較すると低濃度で推移した。140茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No.10 2014138茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No10,2014