ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

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概要

茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

Ⅵ研究報告・調査報告1-22流域(市街地・水稲田)の原単位に関する研究(H24~H26)1目的流域(市街地・水稲田)の排出負荷を見積もる際の基礎データとなる原単位について,再検討を行う。市街地については,雨天時を中心とした排出負荷量を調査し,従来使用していた原単位との比較検討を行う。水稲田については,調査区を設定し,従来使用していた原単位との比較検討を行う。2事業内容(1)流域(市街地)における原単位の検討(2)流域(水稲田)における原単位の検討3得られた成果(1)流域(市街地)における原単位の検討得られた調査結果より,湖沼計画の原単位を算出する際に用いられている次式より原単位(kg/km 2 /日)を算出した。原単位(kg/ha/yr)=年間平均水質(mg/L)×流出率(%)×年間降水量(mm)なお,算出には湖沼計画に用いられている調査を基に,降雨開始から降雨終了後2時間までの平均値を用い,年間降水量については湖沼計画で用いられている1,360 mm/yrを用いた。その結果,本調査で得られた原単位の平均値は,全ての項目において湖沼計画の原単位と比べて低い値を示した。25本調査5.00.4原単位(kg/km 2 /d)2015105湖沼計画値原単位(kg/km 2 /d)4.03.02.01.0原単位(kg/km 2 /d)0.30.20.10COD0.0TN0.0TP図1本調査で得られた原単位と湖沼計画で用いている原単位の比較(2)流域(水稲田)における原単位の検討平成24年度から26年度に稲敷市内の水稲田において負荷流出状況を調査し,次の式によりかんがい期(4~8月)と非かんがい期(9~12月)の水稲田原単位(kg/km 2 /d)を算出した。期間別原単位=流出負荷量-用水負荷量136茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No.10 2014