ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

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概要

茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)

Ⅵ研究報告・調査報告1-20農業排水再生プロジェクト事業(H24~H26)1目的循環かんがいは,かんがい水を農業排水として排出せず農業用水として再利用する方法であり,汚濁負荷物質の流出を抑制する方法として効果があると考えられる。霞ヶ浦周辺の水田において,循環かんがいの実施による汚濁負荷物質の流出削減効果を検証する。2事業内容循環かんがい区と非循環かんがい区の流入・流出負荷の把握および循環かんがい実施による負荷削減効果を検討する。調査地区は,循環かんがい区が稲敷市羽生地区23.7ha,非循環かんがい区が稲敷市羽賀沼地区の224 ha,作付作物はほぼ全域水稲となっている。西浦小野川循環かんがい区非循環かんがい区図1調査地区全体図調査方法は,循環かんがい区では,用水機場内の流量調整槽において流向流速計と水門の出入口面積から流量を計算,自動採水器により1日1回採水し水質を分析し,流量と水質から流入負荷を算出した。また,循環かんがい区では基本的に排水は実施しないが,降雨による堤脚水路の増水があった場合は排水ポンプの稼働記録と水質から,流出負荷を算出した。小野川排水堤脚水路用水水田循環エリア図2循環かんがい区イメージ茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No.10 2014129