ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)
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茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)
Ⅵ研究報告・調査報告図4 Planktothrixの生体積と光強度の推移光強度に影響を与える水中の懸濁物質について,成分を有機態と無機態に分けて解析したところ,水中の光強度が低下していた2002年から2006年は,無機懸濁物質が増加したことにより,水中の光強度が低下したことが判明した(図5)。図5 SSとPOM(有機懸濁物質),トリプトン(無機懸濁物質)の推移4まとめ霞ヶ浦では,Planktothrix優占に弱光層(光量子量0.1~10μmols m -2 sec -1)の発達が必要条件の1つであり,他の条件に加え,植物プランクトンの群集構造の変化に光環境が重要な役割を果たしていた。この知見は,水質と合わせて考察することにより霞ヶ浦に出現する植物プランクトン種を予測することに貢献するものである。118茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No.10 2014