ブックタイトル茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)
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茨城県霞ケ浦環境科学センター年報 第10号2014(平成26年度)
Ⅵ研究報告・調査報告1-14霞ヶ浦直接浄化対策検証事業1目的平成25年度に秋季から冬季にかけて土浦港内の水質を調査し,土浦港の湖岸に設置した霞ヶ浦直接浄化実証施設(以下,浄化施設という)の水質改善効果を確認した。本年度は気温が上昇する春季から夏季かけての水質改善効果を検証することを目的とする。2調査方法(1)調査内容浄化施設は,平成26年4月23日から平成26年9月24日の間に1クール28日間とする運転で,4クール稼働した。土浦港内の水質調査は,各クールの稼働1日前,稼働4,13,28日目,及び第4クールの稼働停止後10日目を加えた計25回実施した。水質調査の採水は,水面下0.5 mと湖底面上0.5 mで行い,併せて,流向・流速も測定した。なお,動植物プランクトンの調査は,各クール1回,稼働後13日目に地点2,5で実施し,水面下0.5 mから採水した。(2)調査地点調査地点は,図1に示す6地点(1~6)とした。図1浄化施設設置場所および調査地点(3)測定項目測定項目は,透明度,水素濃度イオン指数(pH),電気伝導率(EC),化学的酸素要求量(COD,d-COD),懸濁物質量(SS),全リン(TP,DTP),全窒素(TN,DTN),各態窒素濃度(NH 4 -N,NO 2 -N,NO 3 -N),リン酸イオン(PO 4 -P),有機体炭素量(TOC,DOC),クロロフィル濃度(Chl.a,Chl.b,Chl.c),酸化還元電位(ORP),溶存酸素(DO),流向,流速(4)浄化施設稼働条件第1,2クールの稼働時の処理水量条件を5,000 m 3 /日,第3,4クールを10,000 m 3 /日とした。3結果概要平成26年度の結果とともに平成25年度の秋季から冬季にかけて得られた結果との比較を含め,浄化施設の処理対象項目であるりんについて報告する。茨城県霞ケ浦環境科学センター年報,No.10 2014109