ブックタイトル広報みと 2016年4月1日号 No.1379

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概要

広報みと 2016年4月1日号 No.1379

心と幸せを感じられる魁のまちの実現歴史まちづくり昨年4月、近世日本の重要な教育遺産であり、水戸徳川家ゆかりの貴重な歴史的資源でもある弘道館や偕楽園などが、日本遺産として認定されました。にぎわいあふれる中心市街地の再生はもとより、水戸のまちの活力を維持し、発展させていくうえでも、天下の魁・水戸にふさわしい風格ある歴史まちづくりを進めてまいります。インバウンド観光の推進2015年の訪日外国人数が、過去最大となる1974万人を記録する中、茨城空港において、中国便に加え、本年3月から台湾便が就航することとなりました。本県へのアクセスが、さらに強化されるこの好機を最大限に活用し、外国人観光客を本市に誘導したいと考えております。私は、海外に向けた情報の発信や受入体制の整備など、これまでのインバウンド観光に資する取組の推進とあわせ、エキスパート人材を登用し、徹底した市場調査を基に、誘客ターゲットへの戦略的なプロモーション活動を展開してまいります。新たな事業より多くの方に水戸に興味を持っていただき、訪れていただくためには、観光都市としての地域資源を磨き上げ、水戸の魅力として、新たに発信していくことも求められます。そのため、本市の文化・芸術の発信拠点である水戸芸術館において、新たなライトアップ事業となる、みと・HIKARI・プロジェクトを展開してまいります。1年をとおして水戸芸術館をシンボリックに照らし、建物そのものを一つのアート作品として表現することで、市民や観光客が日常的に芸術に親しむ環境とともに、夜間においても歩いて楽しめる空間が形成され、他のライトアップ事業などとの連携により、まちなかにおける回遊性を高め、にぎわいの創出につながるものと期待しております。また本年10月、市内を巡る初のフルマラソン大会となる水戸黄門漫遊マラソンを開催いたします。スポーツをとおした健康増進や体力づくりに加え、水戸でしか体験できないオリジナリティあふれる大会とするとともに、市民の皆様とともにつくる心のこもったおもてなしの大会にしてまいりたいと考えております。11月には、水戸を発祥の地とするオセロの世界一を決定する、世界オセロ選手権大会を、10年振りに開催いたします。約30の国と地域から、100人を超える選手が参加し、その腕前を競う、まさにオセロのオリンピックであります。大会の成功に向け、プレイベントの充実などを図りながら、機運の醸成に努めてまいります。さらには、さまざまな分野における日本を代表する文化人、知識人、芸術家などで構成される「エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議」の最大規模のイベントとなるオープンカレッジについて、平成28年度中の開催に向けた協議を進めてまいります。私は、これらの取組をはじめ、あらゆる機会をとおして、新たな水戸の魅力を発信し、まちに多くの人を呼び込み、人が交流することによって、多様な文化が創造され、その文化が経済や産業の活性化につながる好循環を生み出してまいりたいと考えております。そのためにも、水戸ならではの個性と魅力を高め、にぎわいと交流を創出しながら、訪れてみたい、住んでみたいと思われるような選ばれるまち、将来にわたってすべての市民が安心して暮らし、幸せを感じられる魁のまち・水戸の実現に全力を尽くしてまいります。弘道館35 2016. 4. 1広報みと