ブックタイトル広報筑西People 2016年4月1日号 No.169

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広報筑西People 2016年4月1日号 No.169

14広告人輝人輝人輝人輝人輝く(伊讃美・82歳)関東・東北豪雨の被害14(伊讃美・82歳)関東・東北豪雨の被害広告のために頑張った」とみんなで喜びあうそうです。また、咲いた花を地域のみなさんに見て楽しんでもらいたいと、各種イベントを開催しています。中澤さんたちの活動の輪が広がり、現在は、下館西中学校の生徒や鬼怒商業高校の生徒、女性会のみなさんが清掃活動や種蒔きにボランティアで参加しています。昨年9月、コスモス畑の除草作業を終えた直後、記録に残る豪雨により鬼怒川の水があふれ、河川敷が水没しました。花畑の様子が心配で水が引いた後に見にいくと、コスモスがなぎ倒されたり、泥を被ったり無惨な状態だったそうです。「汗水流し一緒に育ててくれた仲間にこの状況をどう伝えたらいいの会員とともに環境美化保全に取り組んでいます。鬼怒緑地公園南側(伊佐山地先)は、当時、葦あしなどの雑草が生い茂り、小さい車がやっと通れる荒れた小道の脇には、冷蔵庫や廃タイヤなどの粗大ごみがたくさん捨てられていたといいます。「きれいな河川敷を取り戻し、花畑を作ろう」との思いから、草を刈り取り、無数の石を拾い、耕うん機で整地。花畑ができるまでに大変な時間と労力を費やしたそうです。中澤さんたちは、色々な花の種を蒔き、花畑に訪れた人たちを喜ばせています。春はポピーや菜の花、夏はひまわりやサルビア、秋はコスモスと四季折々に花が咲いたときは、「この日「最初は雑草や石ころとの闘いに明け暮れていました」と語るのは、鬼怒川を愛する会会長の中澤清一さん。平成14年4月に鬼怒川の美しい自然環境を守り育てようと13人で会を設立し、現在は、17人か、とても悔しかったです」と振り返る中澤さん。1か月後、知人からコスモスがきれいに咲いていると連絡を受けて見に行くと、満開のコスモスが迎えてくれたそうです。「びっくりしました。コスモスから元気をもらいました」と笑顔で話します。今年2月にはこれまでの努力が認められ、鬼怒川を愛する会が、魅力ある地域活動や郷土づくりの団体に送られる「第30回手づくり郷土賞」で国土交通大臣賞を受賞しました。「来年は15年目の節目の年。この会をたくさんの人に呼びかけ活動の輪を広げたいです」と話してくれた中澤さん。みなさんもぜひ鬼怒川の美しい風景をご覧ください。「手づくり郷ふるさと土賞」で国交通大臣賞を受賞四季折々の花を咲かせ地域に憩いの場を提供▲昨年9月の豪雨に負けず開花したコスモス鬼怒川を愛する会の会員や関係者と中なかざわ澤清せいいち一さん鬼怒川を愛する会会長鬼怒川の美しい風景を取り戻したい