ブックタイトル広報おおあらい 2016年3月号 Vol.531

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広報おおあらい 2016年3月号 Vol.531

第10回いばらきイメージアップ大賞涸沼が奨励賞を受賞!想随想随大洗町長小谷隆亮大洗町を元気にする芸術・文化活動~大洗音楽祭~2月21日、文化センター大ホールで行った「大洗音楽祭」は、非常に心揺さぶられる感動的で素晴らしい音楽祭となりました。エンディングでは、出演者全員が登壇し、来場者全員で演奏・合唱するという演出もあり、今までになく会場内の一体感が感じられました。参加団体も実に多彩で、大洗小金管バンド部、大貫小金管バンド部、一中・南中吹奏楽部、大洗高校ブルーホークス、水戸工業高校ブルービギナーズ、水戸女子高校吹奏楽部、さらには友好都市の上三川町からの少年少女合唱団など311名を数えました。子ども達が一生懸命練習した演奏を、満員の聴衆の前で披露させてあげられたことも大変喜ばしく思いますし、合唱している子ども達・演奏している子ども達からは、やらされているのではなく、自らが自発的に楽しんでいるという表情やしぐさが伝わってきたことが印象的でした。町外から聴きに来られた方からも、文化の薫り高い祭典であったとの評価をいただいております。わが町は、町民憲章において「教養を深め文化の高いまちにしましょう」と謳っており、芸術文化祭、音楽祭、太鼓の祭典、民謡民舞大会など数多くのイベントを開催しています。これは、単に発表の場を設けているというだけでなく、発表者、聴衆をはじめ町民全体が同じ気持ちになって、大洗の教育・文化を高めていこうという機運を期待してのものであります。音楽は、個々が「音」を「楽しみ」、それが集まってハーモニーを生み出します。地域づくりも同じで、一人ひとりが自分の分担を責任持って取り組むことによって、町全体で素晴らしいハーモニーとなるのです。また、町を持続的に発展させていく、元気に歩んでいくための環境づくりには、地域が独自に持っている伝統・文化・芸術について次代を担う子ども達に継承し活かしていくことが大切です。さらには、学力と情操教育が合わさることによって人間性が養われ、心豊かに成長し、人としての大きな魅力となるのです。芸術・文化などの情操教育の充実からも、大洗の地で教育を受けることの特別な意義を見いだすことはできるのではないでしょうか。関東唯一の淡水と海水が混じり合った湖沼で、絶滅危惧種の生物が多く生息し、非常に豊かな生態系を有している涸沼。平成27年5月にラムサール条約湿地に登録されたことで改めて注目を浴び、今回いばらきイメージアップ大賞において奨励賞を受賞しました。ラムサール条約の基本理念である「ワイズユース」の考え方を取り入れ、特に水鳥の生息地として豊かな自然を大切に守っていくためのこれからの活動に期待が込められ、大洗町・茨城町・鉾田市にまたがる涸沼が表彰となりました。いばらきイメージアップ大賞は、「いばらきのイメージアップ」や「地域の元気」に繋がる様々な取組みを表彰することで郷土の誇りの醸成と茨城県の一層の魅力発信することを目的に創設され、活動のジャンルや主体を限定せずに実績のほか今後の取り組みへの期待も込めて表彰されています。いばらきイメージアップ大賞表彰式涸沼の夕焼け(17)広報おおあらい2016.3.9