ブックタイトル広報いたこ 2016年3月号 Vol.180

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概要

広報いたこ 2016年3月号 Vol.180

現在、潮来市で輝いている「ひと」にクローズアップまち・ひと・しごとシリーズ第9弾橋本真由さん(日本茶インストラクター)初めて橋本さんにお会いしたのは、水郷旧家磯山邸だった。1月10日。成人式を迎える若者たちが、水郷旧家磯山邸で縁側や玄関先をバックに記念撮影をする新企画を実施した際、彼女は湯茶接待のスタッフとして協力してくださっていた。艶やかな着物姿の新成人たちが撮影を待つ間、「お茶をどうぞ」と彼女がさりげなくそっと、もてなす様子は、見ていて、何とも言えない、可憐で優しい空間を作り出してくれていた。ご両親が経営する紀之國屋茶舗本店に生まれ育ち、幼いころからお手伝いをするなど「お茶はいつもそばにあったんです」と振り返る。現在は、日本茶インストラクターの資格を取り、ご両親のお店を手伝っている。「お茶のことだけではなく、作法や器なども学びたい」と市内の茶道教室に通い始め、おけいこを初めた。「なぜもっと早く茶道を始めなかったのかが不思議なくらい、茶道に魅了されています」と、楽しみながら学んでいる様子が感じとれた。お茶に対しての想いを尋ねると『豊かで、多くの物が溢れる時代だからこそ、種類豊富な飲み物の中から「お茶」を選んでもらえたら嬉しいですね。』と微笑んだ。わたしたちが、ほっと一息つく瞬間ってどんな時だろう…。日本茶。それはお茶の国であるから、確かに落ちつくもののひとつだと思う。でも彼女と話をしながら、ふと、ご両親の面影を感じ、ほっとした。いつお店を訪ねても変わらず、穏やかな表情で迎えてくれ、お茶をいれてくれるご夫婦。そんなあたたかなご両親を持つ彼女も、やはり同じ雰囲気だった。現在は、品物で癒しを求めることが多いが、それよりも、ひとがおりなす優しい空間こそが、これ以上にほっとするものはないように感じた。お問合せ潮来市まち・ひと・しごと創生担当:総務部秘書政策課TEL.63-1111内線211広報いたこ20163月号Vol.1806