ブックタイトル広報とうかい 2016年3月10日号 No.853

概要

広報とうかい 2016年3月10日号 No.853

全国で約１万６千件この数字は、全国の高齢者虐待の件数（平成26年度）を表したものです。調査によると、高齢者虐待をしている人のうち半数以上は「自分は虐待をしている」という自覚なしに、虐待行為をしていたそうです。高齢者虐待は、特定の人や家庭だけに起こるものではなく、どこの家庭でも起こり得る身近な問題なのです。他人事だと思っていませんか？高齢者の虐待●「高齢者虐待」とは？家族など養護者による虐待、または介護施設従事者等による虐待があり▽身体的虐待▽介護･世話の放棄･放任▽性的虐待▽心理的虐待▽経済的虐待――の５つに分けられます。虐待の行為が意図的であるかどうかに関わらず、高齢者の人権が侵害されていると認められる場合は、虐待と見なされます。村では、地域包括支援センターが中心となり、保健･医療･福祉関係の方々と連携しながら高齢者虐待に対応しています。●高齢者虐待に気付くサイン虐待の種類虐待に気付くサイン（一部）身体的虐待介護･世話の放棄･放任性的虐待心理的虐待経済的虐待▽体に不自然なあざや傷が頻繁に見られる。▽急におびえたり、怖がったりする。▽部屋に衣類や物が散乱し、汚れた衣類を着ている。▽体から異臭がする。▽性器の痛み、かゆみを訴える。▽人目を避け、援助を受けることを拒否する。▽無力感、諦め、投げやりな様子になる。▽睡眠への恐怖、不規則な睡眠（悪夢･過度の睡眠等）を訴える。▽お金があるのに生活費やサービス料の支払いができない。▽自由に使えるお金がないと訴える。高齢者や介護者の様子･言葉が気になったら、次のような言葉をかけて、サインをキャッチしましょう。何かお困りのことはないですか？サービスは足りていますか？夜はよく眠れていますか？疲れていませんか？●虐待防止･早期発見のために…虐待を早めに発見することができれば、さまざまな支援策を検討することができます。そのためには高齢者と関わっている全ての方々が虐待のサインに気付くことが大切です。「あれ、おかしいな？」と、普段と違う様子に気付いたときは、すぐに地域包括支援センターへご連絡ください。相談者の情報は守秘義務により守られます。また、匿名による相談も可能です。地域の方々の見守りが、虐待の防止や早期発見につながりますので、皆さんのご協力をお願いします。【問い合わせ】地域包括支援センター（?287-2516）●5広報とうかい2016年3月10日号