ブックタイトル広報みほ 2016年3月号 No.648
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広報みほ 2016年3月号 No.648
~子どもから大人まで~社会力がよくわかる連続講座(12)育てよう社会力お問合せ教育委員会学校教育課?885-0340(内)226この講座も今回でいよいよ最後になりますが、あと一つの質問に答えることにします。Q12.文部科学省は、学校教育によって子どもの「生きる力」や「人間力」を育てなさいと言っていますが、文科省の「人間力」と「社会力」は同じなのでしょうか。もし、違いがあるとしたら、どのように違うのでしょうか。A.「人間力」とは、もとはといえば2002年に経済財政諮問会議で使われた言葉ですが、内閣府がそれを受けて広め、文科省も生きる力と抱き合わせて盛んに人間力と言っています。しかし、何をもって人間力としているかというと、知的能力とか対人能力とか自己制御力とか、あれこれ含めそれらを総合した力だとしています。要するに「人間は人間なのだから人間らしくなりなさい」と言っているようなもので、人間としての核心(ポイント)が何かははっきりしていません。それに対し「社会力」では、人間は社会を作り、その社会の中でしか生きていけない生き物であること、すなわち人間は本来「社会的存在」であることに注目し、そのための原点である「人が人とつながる力、社会をつくる力」をしっかり育てましょうと提案し、呼びかけているのです。ここで、社会についてもう少しわかりやすく説明しましょう。社会というのは、結局は年齢も性別も性格も能力も人種も言葉も文化も国籍も違う様々な人たちが、なんらかの様々なつながり(関係)、例えば親と子、夫と妻、高齢者と若者、社長と社員、店員と客、日本人と外国人といったように、お互い好ましい強いつながりを持つことによって出来上がっているのです。同じ場所にいたとしても、大勢のひとがお互い何のつながりもなく砂のようにバラバラの状態だったら「社会」は成り立ちません。ですから、人間にとって何より大事なのは、人と人とのいい関係をつくり安定した安心できる社会をつくることだということがわかるでしょう。そういう社会があってこそ人間は幸せに暮らせるのです。そのような社会をつくる素(もと)が「社会力」なのです。《教育長門脇厚司》美浦村商工会青年部だより《3月・4月の活動予定》・4月3日あみさくらまつり・4月10日木原城山まつり・4月23日成田市AirPort Market -空市-▼美浦村・美浦村商工会青年部のPRのためラヂオつくばに生出演。□お問合わせ美浦村商工会青年部?885-22507広報みほ平成28年3月号