ブックタイトル広報 常陸大宮 2016年2月号 No.137

ページ
19/24

このページは 広報 常陸大宮 2016年2月号 No.137 の電子ブックに掲載されている19ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

広報 常陸大宮 2016年2月号 No.137

????????????? ???????? ???? ????昨年1月に、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、アフリカのマラウイに派遣された小河原香織さん(市内野上出身)から、年末に3通目のお便りが届きました。TDC(教師研修センター)の人々小河原香織今日はもう1人の同僚について話しましょう。先に書いたPEA(初等教育アドバイザー)が好む色が赤ならば、アシスタントの彼の好きな色は青です。この地に初めて来た私や、新しいPEAを冷静にサポートしてくれる心強い味方。ちなみに、前任のPEAの好きな色が赤だということは、彼から聞いた話です。さて赤と青をイメージする時、私は「北風と太陽」の話を思い出します。でも青が好きな彼は、決してあの物語の「北風」のイメージではありません。クールでありながら、柔らかい。例えば、彼は私の担当教科である「表現芸術」科目の先輩でもありますが、彼が自分の作品について説明してくれる時、子どものように話が止まらず、合間に温かな声で笑います。そうかと思うと、決して好きで教員になったわけではないと言う時もあります。他に夢があったが、仕事がないここマラウイでは選択の余地はなかった、とこの国の置かれている状況を交えながら、淡々と説明してくれます。また、近隣の学校を巡回するとき、彼は私が理解できるように英語で話し始め、次に同じことをチェワ語(公用語)を使って話す心遣いをいつも忘れないのです。彼の口癖は、「大歓迎!」。自分の授業の他に、TDCの仕事や私たちのサポートと毎日忙しいはずですが、彼のもとにきたどんな提案も温かく受け入れてくれる、常に準備ができている人です。日本と比べると色々なものが不足しているこの国で、何かを始めるには、とても時間と労力がかかることを痛感してきた今日この頃、この彼のセリフは元気を与えてくれます。逆に、そんなマラウイでいつも準備ができている状態を維持している彼には、本当に頭が下がります。私は最長25キロ離れた学校を含め、17校を管轄するシャープバレTDCの一員として、彼の自転車の後ろを遅れないように自転車で追いかけながら、配属先であるTDCの人々のために何ができるかと考えつつ、今日もペダルを一生懸命こぎます。この4カ月は、1日にいったい何度汗をかけば、自分の体温を少しでも下げられるのか分からない暑さを経験することができました。そして、やっと雨季が始まります。皆さんは、1年を振り返った時、どんな人が心に思い浮かびますか。?????????? ?????????????????? ? ?? ????? ? ?? ?????? ? ? ? ??????????????????????????????????????? ???????????????? ????????????????? ???????????? ????? ?????? ??????????????????? ????? ? ???????? ?????????????????????????????? ??????????????????広報常陸大宮19平成28年2月号