ブックタイトル東海村 第5次総合計画 後期基本計画
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東海村 第5次総合計画 後期基本計画
第3章東海村の課題(1)持続可能な地域自治の実現と東海村らしさの確立・地方分権改革の進展,地域課題や行政ニーズの多様化,住民意識の向上などを背景に,村民と行政による協働の推進が求められています。・これまでの自治会制度の取組や「東海村自治基本条例」,「東海村協働の指針」などを踏まえた上で,持続可能な地域自治のあり方を協議していくことが必要です。・また,性別や国籍,年齢などに関係なく,多様な文化や価値観を受け入れ,支え合う,豊かで活力ある地域社会の構築が求められています。・村民はもちろんのこと,国内外からの来訪者を含めた科学・文化・地域交流を展開するなど,東海村らしい個性と魅力にあふれたまちづくりを推進していくことが必要です。(2)安全・安心な暮らしの実現・住民意識調査の結果が示すとおり,JCO臨界事故と東日本大震災を経験した本村では,防災対策や災害対策の充実への希求がこれまで以上に強まっています。・村として原子力安全・防災対策等について行ってきた様々な取組を踏まえて,これらの取組のさらなる充実を図るとともに,その教訓をまちづくり全般に活かしていくことが重要になります。・また,犯罪の凶悪化や多様化,多発する交通事故,複雑化する消費生活相談への対応など,日常生活における不安を取り除く取組が求められています。・地域社会の中で,村民の防災や交通安全意識の高揚,安全で安心して暮らすことができる社会づくりを目指すとともに,消費者保護など総合的な取組を進める必要があります。(3)すべての村民が自分らしく安心して暮らせる福祉社会の実現・少子高齢化が危惧される社会の中で,東海村においても人口の高齢化や空き家の増加などにより,近隣社会との連携が困難なほど集落の構成が不安定になっている地域もあります。・地域の見守りや医療・保健・社会福祉サービスの有機的な連携の充実によって,高齢者や障がい者を含め,誰もが互いに助け合い支え合う地域社会を実現していくことが求められています。・また,次代を担う子どもたちが健やかに育つ環境づくり,子どもを安心して産み育てることができる環境づくりが必要です。・加えて,将来的には就労人口の減少による経済規模の縮小や,高齢者層の増大による医療費や介護・福祉関係支出の増加などが予想されており,本村においても,財政的にも持続可能な行政運営を意識していくことが求められています。(4)未来の担い手である次世代育成と生涯学習の環境づくり・我が国では,国際化,少子化等の急激な社会の変化に伴い,子どもたちを取り巻く環境も大きく変化し,人間関係の希薄化や規範意識の低下など,さまざまな問題点が指摘されています。・こうした中,東海村では,教育立村の方針のもと,本村独自の特色ある学校教育活動を推進してきましたが,今後においても,家庭・学校・地域社会が密接に連携し,教育環境のさらなる充実を図っていくことが求められています。20