ブックタイトル東海村 第5次総合計画 後期基本計画

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概要

東海村 第5次総合計画 後期基本計画

基本構想する地域社会であってほしいと思います。最先端の知識を生み出す場所であるとともに,子どもから大人まで村民の知識となってこそ,科学的知識は真の叡智を生み出すでしょう。人が生み出した叡智だけでなく,自然界から学ぶ叡智もあります。自然界にはひとつとして無駄なものはありません。すべてのものに役割があり,つながり合っています。私たちの社会も,一人ひとりが尊重され,その人らしい自己実現を目指すことができ,なおかつ支え合うものでなければなりません。また,今日の地球環境問題は,経済効率を優先する社会システムや利便性・快適性を追求する私たち一人ひとりの暮らし方が問われている問題です。東海村の自然環境の変化も例外ではありません。自然環境との共存のバランスを取り戻すために,多くの叡智が必要です。3.基本目標~基本理念に込められたメッセージ~東海村にも,人口の高齢化に伴う福祉の充実や地域の活性化などの課題が徐々に顕在化してきています。基本理念には,こうした課題を踏まえて,明日の東海村をより豊かな地域として未来に託そうとする,村民の熱き思いが結実しています。これを単なる理念に終わらせないように,基本理念が目指すべき方向性を3つのメッセージ(基本目標)として以下に示します。この基本目標は,個々の具体的な施策を展開する基本計画が単に過去の施策を継承するのではなく,新たな基本理念を反映したものとなるよう吟味と検討が加えられる事を企図し,基本計画の策定に関わる者たちの共通認識とするためのものです。計画は実行・推進されて,初めて意義と意味を持ちます。本計画が多くの村民の叡智とエネルギーの賜物であることを覚え,今後も村民一人ひとりが本計画実現のために,主体的にまちづくりにその叡智を発揮されるとともに,この計画が次世代の理解を得て共にまちづくりに参加する機会としても活かされることを期待します。また,個々の具体的な施策を展開する基本計画が,基本理念を反映したものであるかどうかを,今後も村民一人ひとりが吟味し,評価・改善のプロセスを重ねていくことが,村民の叡智を結集した総合計画の実現には不可欠です。基本目標1過去に学び,現在を考え,未来を拓くことのできる叡智の伝承・創造を目指します過去に私たちが体験した様々な事柄の中には,成功や達成感ばかりでなく失敗や反省も存在します。過去の体験に学び,今の暮らしの糧とするとともに,従来の常識や発想の転換を図って知識と技術の飛躍的発展や課題解決に貢献し,未来の人々が時代や社会を切り開く糧となる叡智の伝承・創造を目指します。7