ブックタイトル教育いばらき No.532
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教育いばらき No.532
特集2いばらきの道徳教育本県では、「豊かな心の育成」を教育の重要な柱としており、平成19年度からは、全国に先駆けて全県立高等学校第1学年で「道徳」の授業を必修化しています。また、小・中学校においても「道徳の時間」を要として、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の充実を図っています。これらの取組により、子どもたちが自分の利益だけではなく、社会のためになにができるかを大切に考える豊かな心を育み、社会人として主体的に行動するための力を育んでいます。県立潮来高校の授業風景問義務教育課? 029-301-5226高校教育課? 029-301-5260高校2年生でも道徳を必修化する「道徳プラス」が本年4月から始まります!県では、「道徳」の授業を通して、生徒一人一人が未来に向けて人生や社会を切り拓いていこうとする道徳的実践力を高めることをねらいに、「道徳」を全県立高校1年生で必修化し、年35時間「総合的な学習の時間」で実施しています。これを拡充し、本年4月からは「道徳プラス」として高校2年生でも必修化をし、年10時間「ホームルーム活動」の時間で実施します。「道徳プラス」では、1年生で身につけた道徳的な心情をふまえ、さらに道徳的判断力や道徳的実践意欲と態度の育成を図り、集団や社会で必要な道徳的スキルを身につけさせるため、主にグループ学習を行います。グループ学習の様子(県立太田二高)小川教授を交えた研究協議会「考え、議論する」道徳へ~研究指定校の取り組み~学習指導要領が一部改正され、小・中学校で週1時間行われている「道徳の時間」が「特別の教科道徳」(道徳科)として新たに位置付けられ、いじめの問題への対応の充実や発達の段階をより一層踏まえた体系的なものに改善することや、問題解決的な学習や体験的な学習を取り入れ、指導方法の工夫を図ることなどが示されました。これにより、小学校では平成30年度から、中学校では平成31年度から検定教科書を使用して「道徳科」としての授業を実施していきます。高萩市立秋山中学校の取組秋山中学校では、今年度から2年間、文部科学省の教育課程研究指定校として、道徳教育の工夫改善について学校全体で研究を進めています。具体的には、現代的な課題を取り入れた問題解決的な学習の導入や、他教科等との関連や体験的な学習などの指導の工夫に取り組んでいます。昨年12月11日(金)には、国立教育政策研究所の調査官を迎え、公開授業が行われました。授業では、グループでの話合い活動が行われ、生徒は、「友情とは何か」「自然を守るためにはどうすればよいか」など、活発に自分の考えを出し合っていました。また、ゲストティーチャーを招いた授業も行われ、ゲストティーチャーの話を聞くことで、生徒は、より自分の考えを深めることができました。授業後には、調査官を交えた研究協議が行われ、今回の授業の改善点や今後の課題について、教員全員で考えました。▲グループで話し合う様子茨城の教育の知られざる魅力を紹介します!いばらきの教育自慢検索4