ブックタイトル広報 常陸大宮 2015年12月号 No.135
- ページ
- 20/24
このページは 広報 常陸大宮 2015年12月号 No.135 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 広報 常陸大宮 2015年12月号 No.135 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
広報 常陸大宮 2015年12月号 No.135
????????????? ???????? ???? ????今年1月に、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、アフリカのマラウイに派遣された小河原香織さん(市内野上出身)から、2通目のお便りが届きました。小河原さんからメールが届いた11月初旬は、マラウイでは体にこたえる暑さが毎日続いているとありました。一年で最も暑い時期のようです。別れ小河原香織今回は、私のボランティアの配属先の紹介から始めようと思います。私を含めて、3人が勤めているシャープバレTDC(教師研修センター)。その1人、PEA(初等教育アドバイザー)と呼ばれる方が、10年の任期を終えて今学期この勤務地を去りました。私が彼に初めて会ったのは、この配属先にあいさつに来た時です。約束の時間に30分も遅れて着いた私を、笑顔で迎えてくれました。2回目に再び出向いた時、今度は遅刻をしないように速足で歩いている私の目の前に、先生2人が迎えに来てくれました。彼との別れを私が残念に思っている理由は、目の前に座った相手の気持ちをほぐす温かい言葉選びと、物事における絶妙なタイミングの計り方にあります。私たちには、もちろん言葉の壁があります。しかし初めて私を職員に紹介してくれた後、「伝わる伝わらないにかかわらず、思ったことは口にしなさい」と同席した職員が席を外してから、そっと助言してくれました。私はこの2年間、彼から色々学べるとわくわくしていました。シャープバレTDC内に掲げられている手書きの掲示物の分かり易さや、出張の多い彼が久しぶりに事務所にいる時の来訪者の多さと、その方々への対応の柔らかさを目の当たりにしていたからです。ここシャープバレには電気がありません。最近、メインロード周辺には電線が通ってきていますが、お金がなければ自分の家や学校に電気をひくことはできません。そんな情報源が限られる地域で、どういう風に彼は学んできたのでしょうか。それを彼は「経験がなせる技だ」と質問した私に言い切りました。その答えを聞いた時、正直かすかな疑いがありました。しかし彼と過ごすにつれて、よく相手の話を聞く以前に、よく人を見ていることが分かりました。この地に来た私のような外国人でも誰に対してもです。最初の疑いは、いつの間にか信頼に変わっていました。TDC内の掲示物には、赤い色が目立ち、太陽のように温かい彼を連想してしまいます。私たちは、それぞれ違います。共にした時間、私は自分の気持ちを口にする努力をし続けただろうか、と自問しています。今日、皆さんは誰と気持ちのやり取りをしましたか。私たちの事務所に、また新たなPEAが来ます。因鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯鰯姻?広報常陸大宮20平成27年12月号