ブックタイトル広報筑西People 2015年12月1日号 No.165

ページ
15/24

このページは 広報筑西People 2015年12月1日号 No.165 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

広報筑西People 2015年12月1日号 No.165

仁にへい平幸ゆきこ子さん(下高田)早朝の澄んだ空気の中で行われる太極拳を見て、心地良さを感じました。健康のために私も始めようと思います。中国で生まれた健康法として、多くの人に愛されている太極拳。県内で現在、およそ5,500人が行っているそうです。下館小学校校庭と下館武道館1階で太極拳が行われていると聞き、それぞれ見学させていただきました。指導をしているのは、本城町在住の宮みやもと本博ひろよし好さん。宮本さんは、長く下館工業高校の教壇に立ち、総和工業高校の校長を務めた方で、現在は、NPO法人日本健康太極拳協会茨城県支部長としてご活躍されています。太極拳で健康づくりをしませんか下館小学校の校庭で毎日開かれている早朝太極拳練習には、約30人が参加しています。本来の太極拳には108もの動作があり、習得するのが非常に難しく、日本のラジオ体操のように誰もができるものではありません。そこで中国では、24の動作に簡素化した二十四式太極拳を制定したそうです。日本では、楊ようめいじ名時さん(中国山西省生まれの太極拳師家)が1960年代に二十四式を紹介し、知られるようになりました。簡素化された二十四式ですが、それでも簡単に習得できるものではなく、覚えるには一年くらいかかるそうです。下館小学校の早朝太極拳練習では、地域のテーマを市民の目線で市民記者のページ中国で生まれた健康法県内だけで5,500人が実践する健康法・太極拳下館小学校の校庭と下館武道館で行われている太極拳を紹介します日本健康太極拳協会茨城県支部長の宮本さん太極拳の他に、中国武術の一種である鞭べんがん杆も行われていました。鞭杆とは、元々は山岳地帯に住む羊飼いが持っていた杖のことを指し、棒を使いながら太極拳のように体を動かすものです。下館武道館で開かれている太極拳教室では、その他に八はちだんにしき段錦も行われています。八段錦は、中国古来の導引術を源とする調身・調息・調心を図る気功健康法で、呼吸法に合わせて8つの型を行います。呼吸にあわせてゆっくり動くので、誰にでもできます。太極拳を長年続けているみなさんに聞くと、「風邪をひかなくなった」「足腰が丈夫になった」と言います。日本の医学界においても、日本呼吸器ケアリハビリテーション学会が、市民公開講座で「楊名時八段錦・太極拳で生き生きと」と題し太極拳の効果を発表するなどしています。下館小学校校庭の早朝太極拳練習は毎朝6時半から、誰でも自由に、無料で参加できます。健康づくりのために、あなたも太極拳を始めてみませんか。下館小学校校庭で行われている早朝太極拳練習あなたも始めてみませんか太極拳と八段錦、鞭杆15