ブックタイトル広報いたこ 2015年11月号 No.176

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広報いたこ 2015年11月号 No.176

現在、潮来市で輝いている「ひと」にクローズアップまち・ひと・しごとシリーズ第6弾小峰義雄さん10月29日,宮内庁は,天皇・皇后両陛下が主催し,11月12日に東京で開催される秋の園遊会の招待者を発表しました。毎年,産業・文化・芸術・社会事業などの分野で功労のあった各界功績者が招待され,今年1年を象徴する「顔」とも呼べる方々が多数参加します。そんな中,茨城県からは11人が招待され,その中で小峰義雄さん(潮来市徳島)が招待されました。約30年前に,「全国交通安全母の会連合会長」を務めた高田登代子さんが園遊会に招待されて以来の出来事です。「どうぞ,中に入ってください」と夫婦で,優しく出迎えてくれました。家の中にあがると,たくさんの感謝状が飾られており,その1枚1枚を見ると,今までどのような活動をしてきた方なのかがわかりました。秋の園遊会に招待された気持ちを伺うと,「私よりすばらしい功績を残した方はたくさんいるので,選ばれるとは思っていなかった。招待状が届いたときは,選ばれてよかったと安堵する反面,感激しきりで眠れなかった」と話してくれました。9月15日に園遊会招待内示の連絡がありましたが,招待状が送られてきたのは,1か月先の10月中旬だったそうです。小峰さんは,潮来町の頃から議会議員を務め,昭和55年2月の潮来町議会議員に当選して以来,平成20年2月までの7期28年の長きにわたって,町政・市政の発展に尽力してきました。また,犯罪や非行に陥った方が,地域の中で更正できるように支援を行う保護司活動などにも尽力されており,潮来市の安心で安全な地域づくりの実現のために活動し続けています。「保護司の活動は危険もある」と,過去を振り返り実際の体験をお話しくださいました。保護司で活動していた方の家が放火される事件が起きてしまいました。その当時,物的損害に対する補償はなく,自分も例外ではないと感じた保護司の方々が辞めようと思うほどになってしまったそうです。そこで,小峰さんを中心とした保護司の方々が法務省に掛け合い,保護司の物的損害や家族等に対する傷害事故補償制度の創設に尽力されました。そういった功績が認められ,園遊会に招待されたのではないかと話してくださいました。「潮来に住んでよかった,特に若者にそう感じてもらえるまちづくりをしてほしい」また,「どんな困難にあっても決してくじける事のない,不撓不屈の精神をもってもらいたい」と活力ある潮来市に向けて必要なことを挙げてくださいました。どこの自治体でも高齢化は進んでいますし,人口減少で悩んでいる自治体も多いことは間違いありません。今後,潮来市の活性化のために商業発展や土地利用の見直しなど,真剣に考えておられ,色々な事を話してくださいました。「人間味のあふれる潮来市」,人間性はある程度の妥協がなければ上手く行かない場合もあります。今回,取材をさせていただき,自分の権利を主張することは,もちろん大切な事ではありますが,自分のすべき義務を怠らないようにすることが大切だと教えてくださいました。お問合せ潮来市まち・ひと・しごと創生担当:総務部秘書政策課TEL.63-1111内線2119広報いたこ201511月号Vol.176