ブックタイトル広報さくらがわ 2015年11月1日号 No.243

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広報さくらがわ 2015年11月1日号 No.243

俳句【桜川市岩瀬「萩」俳句会】刈り終ひし棚田の裾の曼珠沙華小林啓治起き出してもう一度見る望の月三代みちよ芒野を愛車で飛ばす一人旅入山ひろ子幾山河越へて人生秋刀魚焼く細谷充女来し方はあらかた忘れ終戦日若色寿美女湯上りの頬をかすめる秋気かな金田とう女萩の道行き交ふ女おみな性のみな美はしく斎藤みよ菊活けてガラムマサラの香る部屋渡部千恵子稲刈って村中の風平らにす萩原きしの【茂山俳句会】読み復習ふ「南なん方ぽう録ろく」や夜の長き君島真理子風吹けば自在に遊ぶ芋の露宮本芳江酒強きをとこの無口長き夜鈴木つぎ銀漢や父母亡き故郷遠くなり宮本立男古里の新米ならぶ郵便局笠倉陽子消防車走る堤防秋出水松崎いま胡麻を揉む母の背中の日差しかな鈴木ノブ子面影を偲び遺句読む夜長かな皆川一女白鷺の目立つ刈田となりにけり田崎信子友逝きて切なき秋の初彼岸大関くにふらと来て一献交す夜長かな海老沢静夫長き夜や書庫に眠れる大漢和金子弘毅敬老のこそばき一日来たりけり吉原秀子病む夫の寝息たしかむ長き夜竹林てる旅の宿披講ときめく夜長かな今井繁子良夜なりスーパームーンを友と見て吉原京子粛々と深夜息つく夜長の灯泉健作秋のバラ鋏は入れず香のまゝ海老沢幸子鑁ばんなじ阿寺と言へば足利曼珠沙華飯山昭短歌【岩瀬短歌会】暑気払ひほろ酔ひ気分で語りゐんあの日あの時あの人のこと泉三郎幾つもの趣味に心の癒されて草引く日々も厭ふことなく萩原きしのクーラーを掛けて独り寝する夜は音の響きでうつらうつらと飯田良江ことしこそ逢はんとそれのみ認しためたし賀状の友の逝きたりし夏小林美瑳子リホームの我が家は多くの職人の手を借りゆっくり姿変えゆく浜野和操歌六首難なくつくりし小四の孫のひと声「楽しかったー」渡辺しな子朝々に親鴨子鴨あらわれる屑パン撒きつつ数をたしかむ大関にち子年一度の夫帰り来ぬ盂う蘭ら盆ぼん会え汗ぬぐいつつかぼちゃ煮ており石田守子主ぬしの亡き庭の老松薄黒く思い出は空へ涙は土に榎戸正江軒先に十株余りのコキヤ生え秋の色づき楽しみに待つ山田しげの大空に白雲一ひと片ひら浮かびゐて土ど用よう三さぶ郎ろう梅干し日和広沢日出子作法よく座らんとするも膝痛にぎこちなきまま盆棚の前古賀澄雨風ののちに散りぼふ褪たい紅こうの山法師の実いちめんを占む瀧井幸子湯の窓に秋桜眺め温みおり過ぎ来し方の浮かびくるまま鈴木英雄草引きに流しし汗を忘れさす茹でたる枝豆みどり鮮あざやか大久保富美江15さくらがわ2015.11.1