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概要

利根町勢要覧2015

利根町の歴史を訪ねてみましょう。時の足跡を今に伝えます。先人たちが重ねてきた町に残された文化財の数々。Local Cultural Assets郷土の文化財木造観世音菩薩立像蛟神社(門の宮・奥の宮)泉光寺にある立像で、鎌倉から室町初期の作といわ延喜式神名帳(927年)に「相馬郡一座、蛟神社」れています。鎌倉仏の特色である宗様式を表しており、行基にゆかりのある仏像であると言い伝えられています。と記されているように古い歴史を持っています。現在の「門の宮本殿」(写真:上)は元禄11年(1698年)に、「奥の宮本殿」(写真:下)は元禄16年(1703年)に再建されたものです。木造両界大日如来坐像押戸根本寺には「木造両界大日如来坐像」があります(現在、利根町歴史民俗資料館で保存)。法界定印(胎蔵界)と智拳印(金剛界)の両界を表した、たいへん珍しい像です。花輪台貝塚公園早尾台にある縄文時代早期の遺跡です。今は住宅街の中にある小高い丘が往時の様子をしのばせます。竪穴式住居や土器などの遺物が発見されており、中でもヴィーナス型土偶は大変貴重なものです。布川神社鎌倉時代の寛元年間に豊島摂津守によって建立された神社で、かつては「布川大明神」という名称でした。布川神社臨時大祭が行われる場所でもあり、また、町指定文化財に登録されている「天の岩戸絵馬」などが奉納されています。布川貝塚(縄文晩期)来見寺の境内から布川神社入口にかけて広がっています。骨角器、鹿骨、包丁型石器、土器片などが出土していることから縄文晩期のものと推定されます。徳満寺本堂「子育て地蔵」の名で親しまれる地蔵菩薩があります。毎年、11月に開帳され、地蔵まつりも開かれます。また、柳田國男が見て衝撃を受けたといわれる間引き絵馬が奉納されています。22