ブックタイトル筑西広域市町村圏広報紙 ちくせい No.45
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筑西広域市町村圏広報紙 ちくせい No.45
なぜ消防士になろうと思ったのですか?消防学校ではどんなことを勉強しましたか?女性消防士としての強みはありますか?質問質問質問消防士だった父への憧れや、被災地で活動する消防士の姿に感銘を受けて「私もなろう」と思いました。自分が育った地域に貢献したい、という想いもありますね。「女だから出来ない」とは思わず、強い意志を持ってがんばっています。消防法や、消防設備、危険物取扱等を学ぶ授業から、現場で使用する器具を使った想定訓練など、実際の現場で応用するための基礎を学びました。約半年間でしたが、皆で協力することや、仲間の大切さも学べました。答え答え消防長インタビュー今号は、私達が暮らす筑西広域圏の安心・安全を支え、事故や災害が起きた時、真っ先に駆けつけてくれる心強い存在「消防本部」を特集します。全国の消防士のうち、女性は3%以下とごく僅かですが、筑西広域圏で女性消防士が活躍しているのをご存知ですか?彼女達はどんな事を学び、どんな想いで消防士になったのか、お話を伺ってきました。ちくせい広域の守り人~活躍する女性消防吏員~筑西広域市町村圏事務組合消防本部消防長柴勝昭圏域住民の暮らしを守る消防士達の姿消防最前線筑西広域特集消防本部について筑西広域市町村圏事務組合消防本部(以下、消防本部)は、地域住民のニーズに沿った消防サービスの提供のため、(合併前の)下館市・結城市・岩瀬町・関城町・明野町・真壁町・大和村・協和町が共同で設置しました。消防本部には、総務課・警防課・予防課・通信指令課があり、消防全般の業務や各消防署の指揮統轄を行っています。消防本部では、119番受信時に傷病者の状態や環境を聴き取り、必要に応じて、救急車だけでなく支援隊やポンプ車隊、救助隊を出場させて円滑な救急業務を行います。疾患状況によっては、ドクターヘリやドクターカーを要請し、いち早い医療投入の連携も行っています。消防長の役割とやりがい私の最大の役割は、諸先輩方が築き上げた消防を発展させ、地域住民に反映させていくことだと思います。消防長としての業務は、責任者として組織・運営・人事・施設の管理をしたり、消防職員の任命など多岐に渡ります。これからの組織には、トップダウンだけでなく職員の企画力をもって、安全で安心な方向へ対策を講じることが必要と考え、職員が各自の意見を言える職場環境づくりに力を入れています。また、市民や取引業者の方達に対する「挨拶・接遇・やさしさ」が消防の信頼を呼び込む基本、という考えから、職員達には「消防のプロとしての意識付け」を徹底して行っています。研修を通して、若い職員が一回りも二回りも成長していく過程を見るたび、「人を育てる」ことにやりがいを感じています。圏域住民へメッセージ救急・消防活動は、安全安心を守る裏方的活動です。よく「危険な所での活動に生甲斐はあるの?」「悲惨な光景は嫌じゃない?」と聞かれますが、「俺たちがやらねば、誰がやる?」という使命感こそ私達の活動理由です。消防のプロとして、やって当然、出来て当然なので賞賛はありません。それでも、市民の方に掛けられる「お疲れ様」の言葉に、満足感や達成感をもらいながら、災害現場でも耐えうる辛く厳しい訓練を積み重ね、最新の技術を習得しながら心と体を鍛えます。また、活動後には自分達の行動を検証し次に活かす。これを繰り返し、地域の皆様から「信頼される消防」を常に目指しています。ちくせいNo.45 2