ブックタイトル広報やちよ 2015年10月号 No.672

ページ
2/12

このページは 広報やちよ 2015年10月号 No.672 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

広報やちよ 2015年10月号 No.672

2広報やちよ№672 2015.10月号○編さんにあたって吉田用水史編さん委員会委員長馬場照雄(吉田用水土地改良区理事長)平成26年度から吉田用水土地改良区では、用水史の編さんを始めました。吉田用水は、約300年前の享保10年(1725年)に開削完成したもので、鬼怒川右岸下野市本吉田から取水し八十八ケ村(現在の大字)の水田を潤し、結城市、古河市(旧三和町)、八千代町、下妻市(旧千代川村)、常総市、坂東市(旧岩井市)の約56キロメートルに及ぶ大用水です。当初は飯沼新田の開発を主眼としていたため、飯沼代用水とも言われました。周辺8沼(山川・北・菅谷溜井・八町・若・太田・国吉田用水土地改良区事務所吉田用水三百年史編さん吉田用水土地改良区では、江戸時代に吉田用水が開削されてから300年を迎えることを記念して、用水史の編さんを進めています。今回は、編さん委員会委員長はじめ専門委員の方々から寄稿いただきました。生・古間木)などを干拓し水田を造成しました。これらの水田をつくりあげてきたのが、吉田用水です。水が農地を作り、農業を育て、地域の文化を育んできました。江戸時代から、明治、大正、昭和、平成の現代まで、営々と続けられてきた先人の労苦と努力によって、今があることを認識しなければならないでしょう。このことを、広く正しく後々に伝えること、同時に未来に向け確かな指針を得るために、皆さんの英知を結集し編さん事業を進めたいと考えています。資料、写真、体験、伝聞などお寄せください。○編さん委員会の構成編さん委員会は、吉田用水土地改良区理事、専門委員、事務局、関係市町首長からなり、八千代町長には副委員長、市長各位に顧問をお願いし、ご指導を賜りながら進めます。○編さん事業の計画と経緯イ「吉田用水三百年史」(仮称)の発刊・写真、図版、年表などを多用する・正確を期するため関係資料を残さずに調査するロ「吉田用水関係目録集」の発刊・関係資料の目録を作成するハ「吉田用水史資料集」の発刊専門委員生井敏夫取り組みの一端を述べると、県関係図書館、歴史館、市町村資料館、県西地区用水関係事務所、歴代役員、大学関係、地元に残る古い書類などにあたります。資料は町歴史民俗資料館、土地改良事務所の所蔵資料や新発掘資料などを合わせると文書資料のみでも3千点余にのぼる程です。蛇口をひねると水田を潤してくれ、あるいは、水田を他へ委託して耕作から離れる農家が増加しつつあり、「吉田用水はどこを流れているの」との声も耳にします。編さん委員会では、貴重な用水の現況や過去に目を向けていただき、多くの方の力をお借りしたいと考えております。昨年は結城市、八千代町、常総市の3会場で、専門委員による報告会を催し大勢の方にご参加いただきました。今年は、町歴史民俗資料館で企画展「吉田用水のあゆみ苦闘の300年」を開催します。これまで残された貴重な文化遺産としての資料や多くの方々のご指導のおかげで数多くの歴史的事例に接することができました。専門委員小野崎克巳吉田用水は八十八ケ村用水とも称されるように、八十八ケ村の水源であった山川沼、北沼、菅谷溜井、八町沼、若沼、沼森溜井、太田沼、国生沼、古間木沼の干拓のための代用水でした。したがって吉田用水の歴史を明らかにするためには、沼の開発、維持の情報が大変重要になってくるのです。しかし、山川沼、北沼、菅谷溜井、太田沼の情報に比べて、八町沼、若沼、沼森溜井、国生沼、古間木沼の情報が極めて少ないので、何とか情報の提供をお願いします。専門委員佐野俊正吉田用水の下流、旧千代川村以南の資料採訪を担当しています。それぞれの自治体史を見ると「水海道市史」がわずかに触れているだけです。