ブックタイトル広報さくらがわ 2015年10月1日号 No.241
- ページ
- 15/16
このページは 広報さくらがわ 2015年10月1日号 No.241 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 広報さくらがわ 2015年10月1日号 No.241 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
広報さくらがわ 2015年10月1日号 No.241
俳句【大和俳句会】あじさいの盛る庭先雨を呼ぶ田中はつい嫁ぎ来て貧農ささい今年米安達幸子穂孕みの稲は豊かに水の音岩渕のぶ子枝豆やささに小金の如きかな鈴木登美子台風やなんなくすぎて青い空代田とし短歌【花の室木崎集】かはたれの長き廊下にすれ違ふあなたはほんとは隠れていたの塚田沙玲輝きは迷わず挑む人にあり力出しきる汗や涙に石浜今日子雲走る台風上陸予感させ防災グッズは枕辺かこむ大久保まさ子雨雲より陽の射す東に虹のたち少年の日の湧きくるひととき高昌ほの暗き茶室を飾る仙人草花びらあまた灯影にゆれて塩谷明子つぎつぎと庭草生えて切りもなしもう止やめなよと蜩が鳴く鈴木とみせんだんの梢の実より落ちくる葉風もないのにひらひらと舞う塚本幸子ふわふわの銀色毛布を身に纏いクィーンのように猫歩みくる西岡和子ぎりぎりで生ききし父母のこの土に生き生きてゆく老いゐてもなほ野村幸男紅葉狩り木もれ日のなか華やかにすきとおる色心ゆさぶる山田洋子竹かごにこぼれるばかりベリー摘む朝の陽かがやき筑波山峯染める奥田豊子同じことくり返し言う友の部屋秋の陽ざしのぬくもり満ちる間々田久子食卓をそっとのぞきし満月は箸を休ませ視線を集める田村敦子ぱたぱたと団扇あおいでさんま焼く縁側に待つ幼が頬ばる(五十年前)田村ひろみ【岩瀬萩歌会】「樽酒あり」名残りの看板今に立つ一びん升瓶を提げたる村人思ほゆ大関節子あたたかき会話が欲しと出でし野に呼び交ふ小鳥の囀り羨し安達悦子丹精を込めて育てしアサガオは今朝満開も束の間に果つ安達すみ子夕月に明日の幸せ祈りつゝ残る命をひとり慰む角田玉枝疎開してペン・算盤を鍬に替へ瑞穂の国の農に励めり坪井ゆき子残す陽を惜しみてきそひ咲いてゐる終りわづかの朝顔の花長谷川玲子充分に孝行つくし呉れししと向ひては言へず電話にて娘に石川喜代【一般投稿】夏のひをあびて色ずく百日紅色とり??に今を生きゆく鈴木省一俚謡【さくら俚謡会】護岸工事で整備がされてホタル飛ばずの男女川みなの川遊富谷観音秋風吹いて遠く聞こえる祭笛岩瀬絵都女祭り太鼓を遠くに聞いて寝ても寝つけぬ秋の夜つく志輝美長い一日仕事も終えてジョッキ片手に語る月一木みどりうちのお多福隣のおかめ丸くなったり尖ったりいなばない市制十年手と手を繋つなぎ願う発展桜川田哲人15さくらがわ2015.10.1