ブックタイトル大好きいばらき vol.54
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大好きいばらき vol.54
涸沼の交流・学習活動を実施周辺住民への環境理解のため,活動をしている「NPO環」の取組を取材しました。NPO環~WAは,茨城町を中心に里山の保全活動や自然を使った環境教育などを通して,地域の中の環境保護に対する意識の醸成や環境保全活動の活性化を目的に活動している団体です。NPO環が涸沼で実施している「涸沼の生きもの観察会」は,S A V E J A P A Nプロジェクトという全国で行われている環境保全のプロジェクトの一つで,各地の環境NPOと各地のNPO支援センター,損保ジャパン日本興亜と日本NPOセンターが協働で実施しています。茨城では,NPO環が担当しており,子どもたちが涸沼に生息する生きものについて,実際に観察し,その中で環境について考える事業を実施しています。NPO環の平澤代表は,「涸沼の生態系は,流域の住民などの暮らし方に密接に関わっている。生活排水や工業廃水など,住民や事業者の人たちにしっかりと意識してもらいたい。そのため,生きもの観察会などを通して,自然の豊かさを身近に感じてもらう機会を作っている」と話をしていました。水質浄化県民運動《ひぬま流域クリーン作戦》7月19日(日)朝8時。気温がぐんぐん上昇する中,近隣学校・企業・団体・涸沼流域市町などから集まった約720人で,涸沼自然公園付近での環境美化活動を行いました。ラムサール条約湿地に登録された自然豊かな涸沼は,様々な植物・水鳥・魚・昆虫などが生息する場所。その貴重な生態系維持のため,今回はごみ拾いのほか,在来植物の生育をおびやかす外来植物(セイタカアワダチソウ・オオキンケイギク・アレチウリ)の除去も行いました。参加者の皆さんは,「在来種と外来種の見た目が似ていて区別が難しかったけど,勉強になった」「初めて涸沼に来たが,まるでトトロの森のように緑豊かな姿に感動。この姿を未来に残すために,自分にできることを続けたい」「美化活動しながら景色を楽しめて,しかも運動になって一石三鳥!」など,楽しみながら清掃活動を行った様子でした。回収されたごみの量は昨年に比べると減りましたが,まだまだ改善が必要です。美しい涸沼の自然保全のため,大好きいばらき県民会議は今後もクリーンアップひぬまネットワークと共に活動を続けていきます。《第20回泳げる霞ヶ浦市民フェスティバル》晴天に恵まれた7月20日(月・海の日),霞ヶ浦総合公園旧国民宿舎水郷前で開催されたイベントで,「泳げる霞ヶ浦」を取り戻すために有効なエコライフ運動をPRしました。霞ヶ浦でカヌーやボートなどの体験乗船ができる水上イベントや,リユース食器を使った飲食コーナーが目玉の同イベントに,大好きいばらき県民会議では,土浦市ネットワーカー等連絡協議会,茨城県生活学校連絡会と参加し,家族で楽しみながらできる環境配慮活動をPRしました。多くの子ども達で賑わったのは,指編みとかぎ針編みのアクリルたわし作りと,牛乳パックを使ったブーメランや,ペン立てなどを作るコーナー。アクリルたわし作りを体験した小学生は,「指編みは難しそうに見えたけど,やってみたら楽しかった。友達や家族にも教えたい。」と話していました。霞ヶ浦の水質浄化には,ごみの減量や,油汚れをそのまま流さないなど,各家庭での取組みが欠かせません。皆さんも,今すぐできるエコ活動始めてみませんか?9