ブックタイトル茨城県立医療大学／学校案内2016

概要

茨城県立医療大学／学校案内2016

カリキュラム作業療法の専門性（知識・技能）を学び，チーム医療・地域（国際）貢献への幅広い視野を養う作業療法学科のカリキュラムには２つの特色があります。一つは，多くの臨床実習科目を設定していることです。１年次に「作業療法体験実習」，3年次に「作業療法評価実習」「地域統合支援実習」，そして４年次には「作業療法総合実習」を行います。これは授業で学んだ知識と技術を臨床と結びつけて考え，実践応用できるように多くの臨床実習時間をカリキュラムに組み込んでいます。また，世界作業療法士連盟（WFOT)が求める1,000時間以上の実習を実施し，国際社会へ貢献できる作業療法士の育成にも尽力しています。もう一つは，「作業科学」「作業療法理論」「基礎作業療法学演習」を通じて作業療法の特有性や専門性を学ぶと同時に，チーム医療に関して「IPEチームワーク入門実習」「IPE保健医療とチームワーク演習」等の授業を他学科学生とともに学ぶカリキュラムを構成しています。作業療法学科では，多職種と協働・連携する中で自らの「役割」を考え・活かし，対象者が抱える様々な問題を解決できる作業療法士の育成に取り組んでいます。基礎科目専門基礎科目・専門科目1年次前期後期（1）基礎科学コース（2）コミュニケーションコース（3）人間形成コース（1）人間の理解と健康コース（2）作業科学コース（3）総合作業療法コース（4）身体障害コース（6）年代別障害コース（7）地域支援コース（9）IPEコース・チームワーク入門実習作業療法総合実習（身体障害領域）教育課程の最終段階として，総合臨床実習が行われます。各領域（身体障害，精神障害，発達障害，老年期障害等）の専門病院，総合病院，介護老人保健施設等において，臨床実習指導者の指導の下，評価・作業療法介入の見学や，臨床場面での経験を通して，知識と実践の統合を果たしてゆく重要な実習となります。29? Ibaraki Prefectural University of Health Sciences