ブックタイトル広報かすみがうら 2015年9月号 No.126
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広報かすみがうら 2015年9月号 No.126
文芸ひろば詠歌の紹介投稿作品久に逢う曾孫の仕草稚なく老いもほころぶ葉月の一日沽野はつ子結ばれて記念に植えしさるすべり猛暑の日々に紅き花咲く石塚清罪穢れ清め給へと神司打ち振る幣ぬにさ朝陽耀ふ石塚まさ奉仕子女機銃掃射で田に失せし疎開地しのぶ青田の彼方渡辺静江枯かれまつ松よ雨あめふる秋をなぜ待まてぬ吉田正道もらい泣き涙が橋を架けているやまぐちいさむあどけなき願ひのそよぐ星まつり扶美世千代田俳句同好会12かすみがうら出島短歌会混みあえる紫ハーブ間引きすれば香りたまゆら暑さ忘れぬ飯島ヒロエ面影のかすかに残る幼なじみけれども笑顔はあの頃と同じ名倉子冬光かのげ差せる樹木は平原にそれぞれの影伸ばしつつたつ岡田恭子夏祭りデイサービスでなごやかにわたあめヨーヨー老ら楽しむ小室貞江わが庭に炎を開くサルビアよ雨に打たれて大きくなあれ浜田留子▼投稿作品(俳句・短歌・川柳)を募集しています。10月5日月までに情報広報課(〒300-0192大和田562番地)へお願いします。かすみがうら市の山々とジオスポット~前編~かすみがうら市内には、通称として呼ばれている「山」も含めて、山本山、雪入山、青木葉山、浅間山、閑居山、権現山などの山々があります。これらの山々は、岩石からなっており、青年の家や青木葉林道のある尾根は、マグマが冷えて固まった花崗岩でできています。また、雪入山の中腹以上は、砂や泥などがマグマの熱によって変質してできた変成岩からなっています。花崗岩は、風化すると砂のように崩れてしまいますが、崩れにくい変成岩は浸食に耐えて険しい地形を作っています。これらの地質を土台として、周辺地域には独特の自然環境や文化・景観が形成されており、数多くのジオスポットが存在しています。今回は、山周辺のジオスポット6箇所のうち2箇所を紹介します。?雪入ふれあいの里公園採石場の跡地を利用して整備された公園です。かつてこの採石場からは、日本で初となる貴重な鉱物が確認され、注目を浴びました。公園内にあるネイチャーセンターでは、雪入山周辺の自然について学ぶことができ、貴重な鉱物標本なども展市民学芸員が語るシリーズ?ジオパーク構想豆知識示されています。また、ここを起点としたハイキングコースも整備されており、様々な楽しみ方ができる施設です。?多くの人に愛される名水「金命水」周辺の山を構成している花崗岩は、水の中に含まれている成分、とりわけ渋みに関わる鉄分や、硬度に関わるマグネシウムをろ過する働きをしており、その結果とても柔らかく優しい水が出来上がります。名水とジオは、非常に深い関わりを持っているのです。次回も今回に引き続き、「かすみがうら市の山々とジオスポット」について紹介します。(深井征一郎)問郷土資料館?029(896)0017↑ネイチャーセンターからの眺望またひとつ言葉覚えて吾亦紅小松崎緑地を這って鳴き尽したり秋の蝉榊原清志老鶯や五百羅漢の庭しづか桜井愛子茄子の馬酒を土産に父かへる福田妙子草茂り水音のみの流れあり桜井筑蛙青見紫陽花俳句会風鈴や余韻にひたる昼さがり飯田功打水に幼子の声けじけおり久保庭悦子風鈴の十箇十色を売られをり車田きみ風鈴や微風捨ひてスローライフ田能幸雄音といふ音がぶつかる風鈴屋萩原とし子林道上佐谷青木葉線→付近から湧き出る名水「金命水」