ブックタイトル広報おおあらい 2015年9月号 Vol.525
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広報おおあらい 2015年9月号 Vol.525
おおあらい俳壇●加藤宗一選常陸路のローカル線や栗の花花火師の動き水面に映りけり大洗大使さいたま市稲葉峻山譲り合ふ日傘の人と墓の道ひめゆりは乙女の化身壕の跡寺釜田崎国勝〔評〕沖縄の「ひめゆり部隊」と言えば第二次大戦において、悲劇的最後をとげた高女、師範女子部の職員・生徒のことだが、訪れた人々の胸を今でもゆする。壕の跡には今年もひめゆりが咲いていた。海の町朝な夕なのほととぎす人の影人の声なき猛暑かな新町岸和田和子〔評〕地球温暖化が進んでいる故か、年々夏の暑さが酷しくなっている。表通りには歩く人もなく、炎昼の町はひっそりと静まり返っている。思ひ出をほろほろこぼし花擬ぎぼし宝珠西空に影傾きて梅雨の月髭釜岸根世司子川涼し潮来船頭の棹さおさば捌き浜はまえんどう豌豆老漁夫の碑に一休み明神町小松崎美代浜はま木ゆ綿うの花白じろと暮れなずむ文字摺草書き添えてある夏便り角一鈴木さたひまわりは茶の間の窓を明るうす木の影に小さき花や縷る紅こう草そう東光台田中勝枝穂先出てえのころ草と知りにけり一瞬のまぼろしの如ほたる追ふ金沢町猿田俊子音ばかり花火見えない裏長屋梅雨晴間地蔵顔拭く老婆かな新町束岡金四郎あついひにつめたいうみはきもちいい大洗小一年佐藤ちひろじいちゃんとすいかをわったよたのしいな大貫小二年四倉弘貴じいちゃんちせみをつかまえおおさわぎ大貫小二年四倉利彩じいちゃんとつくつくぼうしつかまえた大貫小三年秋山慎之助かぶと虫木にとまってたつかまえた大洗小三年鈴木芳優きらきらと夜空に花火きれいだな大洗小四年佐藤七海選者の句やうやくに蝉の声聞く海の町遅くまで涼を求める窓明り朝からの猛暑に耐えるゆとり無しぼくとわたしのちびっ子ギャラリーワッショイワッショイ八朔祭第一保育所(19)広報おおあらい2015.9.9