ブックタイトル広報筑西People 2015年9月1日号 No.162

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広報筑西People 2015年9月1日号 No.162

鈴すずき木よし子こさん(小川)健康寿命は意識すれば延ばせるそうです。生活習慣を見直し、大豆パワーを取り入れてみてはいかがでしょうか。高齢化が進むなか、「健康寿命を延ばそう」「認知症を予防するには何をしたらいいのか。何を食べたらいいのか」と取りざたされている昨今。大豆を原料とする納豆や豆腐、凍り豆腐などが、それらに効果があると注目を集めています。農林水産省の平成25年概算データによると、日本の年間大豆消費量は301万トンで、国内生産量は20万トン。自給率は7パーセントで、ほとんどはアメリカなど海外からの輸入に頼っています。筑西市における平成26年の大豆収穫量は1,730トンで、茨城県全体の3割を占めます(同省「わがマチ・わがムラ?市町村の姿」による)。そこで大豆の栽培について、市農業委員会会長であり、健康食品として注目される大豆の栽培自らも10ヘクタールの規模で大豆を作付する石いしつか塚正まさみ実さん(中舘)に話をうかがいました。「大豆は連作に不向きなため、順次耕作地を変えながら栽培しています」と、石塚さん。麦が米の裏作(米の収穫後、次の作付までの期間に他の作物を作ること)として栽培されるのに対し、大豆は、減反で稲作が休みの田んぼで栽培されることが多いそうです。また、栽培するうえでの苦労について、「茎や実が甘く害虫による被害にあいやすいので、対策は欠かせません。しかし、それ以上に大変な労力を必要とするのが除草作業ですね。真夏の炎天下での厳しい作業を乗り越えて、やっと開花を迎えます」と話してくれました。花が咲いて約1か月すると枝豆として食べられるようになり、その後、葉が枯れた10月末から11月初めごろに大豆として収穫されます。最近では手間いらずの遺伝子組み換え大豆が出回り、大きな比重を占めつつあるといいますが、石塚さんは一切栽培していないそうです。石塚さんが育てた枝豆は、毎年10月に行われる尊徳豆まつりの主役でもあります。まつりは、二宮尊徳の教えに学び地域活性化を目指して活動する市民グループ・報ほう德とく壹いち圓えん塾じゅく(大おおわだ和田信のぶお雄塾長)が主催する行事。真岡鐵道SLがすぐ横を走る石塚さんの畑を会場に、約千人の市民が枝豆刈りを楽しみます。今年は10月10日(土)・11日(日)に開催されますので、枝豆の好きな方は足を運んでみてはいかがでしょうか。ぜひ筑西の大豆をご賞味ください。地域のテーマを市民の目線で市民記者のページ県全体の3割を生産する筑西の大豆尊徳豆まつりで枝豆刈りを楽しむ市民害虫対策、除草、苦労の末に収穫高齢化が進み健康への関心が高まる昨今、納豆や豆腐など、大豆を原料とする食品に関心が集まっています大好評、尊徳豆まつりの枝豆狩り石塚さんの話をうかがう市民記者13