ブックタイトル広報さくらがわ 2015年7月1日号 No.235

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概要

広報さくらがわ 2015年7月1日号 No.235

俳句【桜川市岩瀬「萩」俳句会】みちのくの浄土ヶ浜の若布かな小林啓治畑中の小道を隠す豆の花荻原勅彦六月のひんやり甘し朝の風三代みちよ路地植えの苺の花の白さかな入山ひろ子噴煙に吹かれ露けき草千里細谷充女昼深し鉄線およぐ藏隣り若色寿美女耳なりのよくなる兆し若葉風金田とう女野いばらに吾が青春の歌あふる斎藤みよ風光る岩酸水の泡ひとつ渡部千恵子藤の花地図になき道辿りゆく萩原きしの【茂山俳句会】ひたすらに生きる晩年茄子植うる鈴木つぎ六月やけぶれる五山切通し(鎌倉)海老沢静夫師の句碑をそつと撫でゆく初夏の竹風林てる相輪の山に溶けこむ青田風君島真理子記念樹も老いて緑陰つくりけり田崎信子六月の雨したたらす百羅漢植田祥雲少年の口笛軽し若葉萌ゆ松崎いま遠をち近こちの木の花こぼれ走り梅雨鈴木ノブ子燕飛ぶ五軒長屋といふ屋号宮本立男ほほなでる風は何色藤の色宮本芳江山笑ふ晴耕雨読また一年金子弘毅太平洋望む藁焼鰹かな(高知)吉原京子莢豌豆吹かれ立つ中揺れを摘む皆川一女葉桜の下に陣取る老ふたり笠倉陽子二十四の瞳オリーブの花の下今井繁子ネクタイをゆるめて宴の新社員海老沢幸子曾ひい孫まごの少し吊目や五月来る吉原秀子朝刊に見入る夫婦に風薫る大関くに宇宙から生命が来る五月晴泉健作洗はるるとき来て涼し耕耘機飯山昭短歌【岩瀬短歌会】鳥たちのおやつになれと網かけず朱のさくらんぼ夫と見上げる浜野和操目高の子三ミリほどに育ちおり目玉大きくすばやく泳ぐ渡辺しな子貝殻のかけらを抱くがに光り花水木のはなこぞりて咲ける小林美瑳子いつしかに八十路を過ぎしこの日頃友との電話を楽しみに待つ大関にち子さくらばな霞の空へ誘われて薄紅色のはなびら散らす榎戸正江七年を咲かずにおりしクレマチス白き花はな弁びら空へ広ぐる大久保富美江日ひゅうが向(宮城県)より我が児尋ねて桜川岸辺の老婆の唄ぞ悲しき(謡曲桜川)泉三郎俚謡【さくら俚謡会】青葉若葉の峠路越えりゃ雲の峰にも差す光みなの川遊パラオ沖縄いくたび巡る平和感謝の夏時雨岩瀬絵都女雨に煙ったあじさい寺はみどりしたたる木々の中つく志輝美初夏の浜辺で腰ふりダンス海の恵みの貝を採る一木みどりお酒を飲んだら忘れるかしらお酒じゃ消せない恋かしらいなばない世界遺産の破壊が悲し涙溢れる天の田川哲人15さくらがわ2015.7.1