ブックタイトル市報なめがた 2015年7月号 No.119
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市報なめがた 2015年7月号 No.119
4なめがた2015.7.1計画を策定する上での課題とは市では、今年度、総合戦略、第二次総合計画、そして公共施設等総合管理計画を策定しますが、計画を策定するうえでの注意すべき点とは何でしょうか。加藤どこの町でも総合計画は、読む人があまりいないのが実態です。市民だけでなく職員ですら読んでいない場合があります。何のために計画を策定するのか認識している市民や職員が少ないことが現状です。ある町で、小学校の建て替えの時、町長が地域資源である木を使って建設することを主張しました。職員が、木造建ては費用がかかりすぎるということで反対したため、コストを下げるために建設の段階から子どもや地域住民に関わってもらい、子どもたちに仕上げをしてもらうなどの工夫をしました。その結果、子どもたちや地域住民は、自分たちの学校ということで誇りにし、大切にするようになりました。建設の段階から関わることで、学校が自分の事になったのだと思います。計画づくりも同じで、市民自らが計画づくりに携わることができれば、計画が他人事ではなく、自分事に思える計画になります。市民自ら自分事と思えるような計画を策定してほしいと思います。市長計画の策定段階から、行方市の問題、課題、方向性、全てにおいて市民と共有していくことが重要だと考えています。今までの計画は膨大で網羅的に書かれているため、読んだことのある人はほとんどいないように思います。私が議員時代にも同じことを感じていました。「市民と一緒に創る」ということを具体化するためには、市民が読みたいと思えるような計画を作ることが必要です。今回の取り組みは、従来の枠に捉われないように心掛けたいと思います。加藤政府の地方創生は、大いに活用すべきだと思いますが、この計画策定は、行方市の考え方に基づいて作っていくべきです。今までのように、国・県に頼って事業を進めるのではなく、行方市民と一緒に考え、必要だと考えたら、信念を持って進めるべきです。そこから新しいものが、きっと生まれてきます。このチャンスを行方市のために最大限に生かしてください。おわりに市長今までは、市が実施している事業を市民の皆さんと一緒に検証する機会がありませんでした。今回、計画策定する上で、市民が行方市の行政を自分事にするために、市民判定人を採用した『行方市版事業レビュー』や、無作為抽出により選出された『なめがた市民100人委員会』などを開催していきます。構想日本にもご協力をいただいて進めていきたいと考えておりますので、これからもよろしくお願いします。本日はありがとうございました。加藤事業レビューや市民100人委員会など、市民が実際に加わる手法を組み入れて策定することはすばらしい取り組みです。そのような視点を取り入れる行方市に、構想日本としても全面的に協力していきたいと思います。こちらこそありがとうございました。【構想日本代表加藤秀樹氏経歴】大蔵省に勤務後、1997年4月、日本に真に必要な政策を「民」の立場から立案、提言そして実現するため、政策シンクタンク「構想日本」を設立。国、自治体のバランスシート導入、道路公団民営化、事業仕分け、医療制度改革など、縦横無尽の射程から日本の変革をめざす。都会とは違う価値観を市民と共有していきたい。市長市民が「自分事」と思えるような計画の策定が重要加藤