ブックタイトル市報なめがた 2015年7月号 No.119

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概要

市報なめがた 2015年7月号 No.119

NAMEGATA JUL.20153るために過剰にお金がかかっています。人の生活があって必要な物を造ることが本来の形です。物に合わせて人を増やそうというのではなく(そもそも人が簡単に増えることはありません)、造りすぎた物を身の丈に合わせることが大事です。市長厳しい財政状況が続く中で、公共施設等の老朽化対策が大きな課題となっており、今後、人口の減少により公共施設等の利用需要が変化していくことが予想されます。行方市の公共施設の総量を把握し、将来の更新費用を分析した上で、それぞれの地域コミュニティで何が必要なのか、生活をする上で何が必要なのか、市民と一緒に考えていきます。加藤実際に施設でどのようなことをしているのか、どのように使われているのか、実際に使っている人、管理している人の話を聞いて検証していくことが重要です。公共施設の検証作業では、市民に現場を一緒に見てもらい、現状を知ってもらうことが大事です。それによって、公共施設が市民にとって自分の事になり、市民目線での判断ができるようになります。加藤長い時間軸でみると戦後から今までの50年、これからの50年も平常な時代とは言えないと思います。人口減少は、自然減(出生より死亡が多い)と社会減(転入より転出が多い)の両方の結果ですが、人口減少の対策として、自然減、社会減のどちらにも、「これをやれば必ず効果がある」という特効薬はありません。人が昔から住んでいた所は、人をひきつける何かがあり、絶えることなく住み続けることができる地域です。行方市は、安心安全な場所であり、食が豊富で昔から住んでいたのだから、消滅することはありえません。だから、人口減少については、あまり怖がらないで、人口が減った場合にどうするのか、人口が減っても豊かな地域を維持するためにはどうすれば良いのか、ということを一生懸命考えた方が良いと思います。市長行方市は、常陸国風土記にも記載があり、歴史のある地域です。食べ物も豊富で、気候も穏やかであり、昔から生活ができていた地域です。市民、職員とも、行方市は暮らしやすいまちだということを再認識し、自信を持つべきだと思っています。行方市の魅力を知ってもらうためには何が必要か行方市は何が魅力で、それを知ってもらうために、行政は何をすべきでしょうか。市長行方市には、「東京にはないものがあるんだ」という価値観を、市民と一緒に共有したいと考えています。そして、大人だけでなく未来を担う子どもたちが一緒になって、地元への愛着心を持てるように育んでいく、人づくりをしていくことが必要だと思います。地元への愛着心を持った子どもが、進学で一度地元を離れても、安心してUターンできるように、雇用があり結婚・妊娠・子育ての希望が持てるようなまちづくりを進めていきたいと思います。加藤市民と職員が一緒に、行方市には何があるのか、何が得意なのか、何が必要なのかということをもう一度よく考え、掘り起していくことが大事です。行方市の自慢、足りないことを市民からいっぱい拾ってきてまとめあげる、それを市民と一緒に実行していくことが大事です。市民生活の質が高まる施設とは今ある公共施設について、今まさに更新時期を迎えようとしている中で、全国的に公共施設等総合管理計画を策定しようとしていますが、行方市ではどのような考えで進めていきますか。加藤日本は、右肩上がりの時代に公共施設などを造り続けた結果、維持す