ブックタイトル茨城県近代美術館/美術館だより No.101
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茨城県近代美術館/美術館だより No.101
茨城県天心記念五浦美術館展覧会紹介異界へのいざない―妖怪大集合会期:7月18日[土]~8月30日[日]休館日:月曜日ただし7月20日(月・祝)は開館、21日(火)は休館開館時間:午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで)入場料:一般620円(510)円/高大生410(310)円/小中生210(150)円※( )内は20名以上の団体料金主催:茨城県天心記念五浦美術館後援:茨城新聞社/朝日新聞水戸総局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局/産経新聞社水戸支局/東京新聞水戸支局/NHK水戸放送局/北茨城市協力:株式会社水木プロダクション/株式会社KADOKAWA展覧会の概要夜の暗闇や人智を超えた奇怪な現象、存在は、人々に畏怖や恐怖をもたらすばかりではなく、古来様々な妖怪話として民間の伝承や説話としても語り継がれてきました。それらは絵画にも描かれ、特に中世の、霊を宿したばっこ道具たちが行列をなして闇夜を跋扈する様を描いた百鬼夜行絵巻などは、現代に通じる妖怪の図像としても受け継がれています。さらに江戸時代の太平の世では、浮世絵などの大量印刷メディアによって紹介される妖怪が、浮世絵師たちの豊かな表現と共に独立したキャラクターとして民衆の目を楽しませ、近代では、茨城ゆかりの河鍋暁斎や、小川芋銭などの日本画家たちが描く個性豊かな妖怪の表現が注目されます。本展は、近世から現代に至る妖怪を描いた日本画や浮世絵をはじめとする約100点により、その諸相を紹介するとともに、キャラクター化された妖怪画の魅力についても触れ、日本人にとって妖怪が今日まで身近な存在としてあり続ける意味をさぐります。見どころ中世から近世にかけて数多く描かれた百鬼夜行絵巻は、現在の私たちが目にする妖怪の図像の原点といえます。本展に出品される狩野益信「百鬼水木しげる「小豆洗い」水彩・紙夜行図」は、大徳寺真珠水木プロダクション蔵c水木プロ庵所蔵の「百鬼夜行絵巻」と同じ系統の絵巻で、器物の妖怪や鬼たちが生き生きと描かれています。今回、江戸せきえんの妖怪図鑑ともいうべき鳥山石燕の『画図百鬼夜行』や石燕作品に大きな影響を受けた水木しげるの妖怪画もあわせて展示し、時代を超えて継承される妖怪の姿を紹介します。また、横長の画面に大胆な構図でドラマチックに怪奇を描いた歌川国芳、躍動感にあふれ、現代の劇画や漫画にも通じる月岡芳年らの浮世絵、さらには河鍋暁斎、小川芋銭、川端龍子、那波多目煌星、フジイフランソワなどの日本画家によって描かれた妖怪も展示します。このほか、2005年に公開された映画『妖怪大戦争』の撮影で使用されたジオラマの一部再現や、展覧会にあわせてお楽しみいただける様々なイベントも予定していますので、ご期待ください。[天心記念五浦美術館首席学芸主事三代博紀]歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」嘉永2-3年(1849-50)大判錦絵三枚続神奈川県立歴史博物館蔵河鍋暁斎「鍾馗二鬼図」(対幅)明治時代絹本・彩色板橋区立美術館蔵狩野洞雲益信「百鬼夜行図」(部分)江戸時代紙本・彩色国立歴史民俗博物館蔵2