ブックタイトル茨城県近代美術館/美術館だより No.101

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概要

茨城県近代美術館/美術館だより No.101

MOMAIBARAKI茨城県近代美術館美術館だよりC ontents1企画展「異界へのいざない―妖怪大集合」より(五浦美術館)2展覧会紹介「異界へのいざない―妖怪大集合」(五浦美術館)3展覧会紹介「丸沼芸術の森所蔵ベン・シャーン展」(近代美術館)4展覧会紹介「やなせたかしの世界展みんなだいすきアンパンマン」(近代美術館)5事業レポート6ー7平成26年度新収蔵作品紹介8インフォメーションNo.101June 2, 2015五浦美術館企画展「異界へのいざない―妖怪大集合」より歌川国芳「相馬の古内裏」坂東市立猿島資料館(さしま郷土館ミューズ)蔵妖怪を描いた浮世絵の定番として知られる本作品は、うとうやすかたちゅうぎでん山東京伝の読本『善知鳥安方忠義伝』の一場面を描いたものです。「相馬の古内裏」とは、平将門が京都の御所を模して下総国猿島郡(現在の坂東市)に建てた政庁のことで、将門の乱の兵火により廃屋となっていました。将門が亡くなると、その遺志を受け継いだ娘の滝夜叉姫が古内裏に住みつき、妖術を使って夜な夜な怪異を起こしていました。その噂を聞きつけ、退治するためにおおやたろうみつくに同地に赴いた武芸者の大宅太郎光圀が、姫の妖術によって操られた骸骨に遭遇するシーンです。読本では数百体の骸骨が出現することになっていますが、歌川国芳(1797~1861)はそれを一体の巨大な骸骨に置き換えて表現しています。ここでは、闇から現れ御簾に手をかけのぞき込む骸骨が描かれ、そのドラマティックな場面に思わず引き込まれそうになります。この特徴ある姿は現代でも人気が高く「がしゃどくろ」として漫画やアニメ等に登場しています。[天心記念五浦美術館首席学芸主事三代博紀]1