ブックタイトル広報筑西People 2015年7月1日号 No.160

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広報筑西People 2015年7月1日号 No.160

るようになったのは、平成19年頃から。偶然撮れた雷の写真がきっかけだったそうです。「はじめは雷の写真ばかりを撮影していました。しかし、あるとき鳥肌が立つような威圧感を持つ巨大な雲『スーパーセル』(回転を伴う発達した積乱雲)に出会ったことにより、気象現象全般に興味を持ちはじめ、撮影するようになりました」。それから青木さんは、独学で気象現象を学び、撮影の幅を広げていきました。青木さんの日常は、常に気象状況との「にらみ合い」になります。インターネットで情報収集をして、悪天候が予想されるときはカメラを片手に撮影にでかけます。「複数のデータをもとに撮影場所を割り出しますが、撮影が成功する確率は3?4割程度。自然が相手ですから空振りも多くなります。現場は危険な状況ですので、安全を最優先し、1度の撮影で欲張らず、冷静に状況を判断しています」と撮影の難しさを話してくれました。「気象現象を言葉や文章で理解することは難しいと思います。僕が撮った写真で気象現象を視覚的に捉えることができ、少しでも分かりやすくなれば」と、ストーム・チェイサーとしての活動が気象現象を身近に感じるきっかけになってほしいと目を輝かせます。「自然現象は、ある程度予測できても、止めることはできません。日頃から空を見上げていると、小さな変化にも気付くようになります。大切なことは五感を研ぎ澄ませ肌で変化を感じること。そうしたことで、防災意識が向上し、災害による被害が少しでも減るといいですね」。人輝人輝人輝人輝く青木豊さん日本で唯一の「嵐」を追う写真家「ストーム・チェイサー」青木さんの著書「ストームチェイサー~夢と嵐を追い求めて」人智を超える自然の力は幻想的な風景を見せてくれる「筑西市近郊は雷が多い地域。市内の写真館に生まれ子どもの頃からカメラに触れ育った私が、雷の写真を撮るようになったのは必然かもしれません」と話すのは、筑西市を拠点に竜巻や雹ひょう、雷など激しい気象現象を撮影する写真家「ストーム・チェイサー」青あおき木豊ゆたかさん(47歳・玉戸)。青木さんが激しい気象現象を撮影す12