ブックタイトル広報なか 2015年6月号 No.125
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広報なか 2015年6月号 No.125
広報なか6月号33【短歌】ときわ短歌会片岡明選鯉釣りて子どもの頃によく食べき今食う吾は奇人に見らる赤塚満夫五つもの花の掛かるとひとりごち妻は活けたり鯛釣草を加藤要水とこれあればキッチンこと足るるタイムの短縮に母の偲べり川上恵美子廃線となり七年を経過して江差の駅舎は廃屋となりぬ小宅進泰山木地球に何が起ころうがびくりともせずドドンと立てり大森勝代あの雲は月夜に何を思いてか動かずじっと吾を見つめり大森満職退きて妻のくれたる物三つ麦藁帽子に鍬と鋤なり赤塚満夫おもだかの真白き花は故里の青田の隅に密やかに咲く小宅進無くし物多くなりたる百歳に近き母の背小さく丸し大森勝代決心のつかなく迷うその時に咲く花とりて稚きにかえる川上恵美子わかネモフィラに集ふ人らを睥睨し鋭き翼見せファントムの翔ぶ加藤要と不自由な者らバス停に下り終えて手を振りさよなら笑顔の満てり大森満宇宙への夢のふくらみ四月馬鹿桜井筑蛙芽吹き初む大樹の空や寺の鐘大森満さざ波の歌うが如き植田かな飯島京子晴れ続き遅桜散り母も散り藤岡みち子鯉幟泳げよ高く男児あり筒井かよ子聖五月魔法の箒に乗る少女浅野とし子夫と聴く津軽じょんがら夏に入る松井節子温かき土と語らい茄子植うる高畠久美子千波湖や桜映して薄化粧小澤佐代筍の料理方法あれやこれ海野美恵子子らの言うばらが咲いたと紅椿関詠子今がある今日ある今を草を引く海老根和子チューリップ伝え歩きの童の笑顔益子春子白寿の葬やさしく囲む芽吹山雨宮文枝母の日に真紅なシューズ届きけり高野祝子静峰の丘華やげり花筵宇佐美和子戸籍のまどでは、新生児と亡くなられたかたの氏名などを掲載していますが、不正使用や目的外使用防止の観点から、ホームページ上での掲載はいたしませんのでご了承ください。【俳句】あせび句会