ブックタイトル広報なか 2015年6月号 No.125
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広報なか 2015年6月号 No.125
16歴史民俗資料館だより??小学生や中学生の机の上には「地球儀」や「世界地図」「日本地図」が備えられていることが多いと思います。これらを眺めながら、早くから視野を広げて考えることができる環境をつくり出してあげようとの親心をうかがうことができます。今回紹介するのは天保年(1840)から同年にかけて水戸藩が行っ1113た検地にともなって作成された村絵図「菅谷村全図」です。検地は、土地所有者の明確化と課税の公平化を目指して行われるものです。この村絵図は、菅谷の船橋梅様から市に寄贈されたもので、若林村(常陸大宮市)の絵師亘?幽喜左衞門が描いたものです。絵図は原則として藩用と村用の2冊が作成され、地元や周辺村々の絵師や庄屋などが描いています。この「菅谷村全図」の作者亘?幽は、水戸藩の絵師萩谷?喬に学び写実的な画を得意としました。?幽は、菅谷村のほかに湊村(ひたちなか市)、小祝村・鷲子村(常陸???????????????大宮市)、馬頭村(那珂川町)などの絵図も描いています。なお、先に市史編さん委員会から『那珂町の近世村絵図』が刊行され、そこでも紹介されています。菅谷村絵図亘幽画年不明手書・手彩100.24×59.5cm