ブックタイトル広報さくらがわ 2015年6月1日号 No.233
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広報さくらがわ 2015年6月1日号 No.233
俳句【大和俳句会】片言の児に癒さるる桜どき田中はつい全身で雨風堪いて葱坊主鈴木登美子花万朶プラス志向へ頑張っぺ岩渕のぶ子万歩計下げて一歩に日脚伸ぶ安達幸子花吹雪遊びつかれし曾孫かな代田とし短歌【花の室木崎集】持ち主はまうをりません快活なこゑながれくる携帯電話塚田沙玲真顔にてあなたのひもになりたいと面白き夫の本音は本音石浜今日子お尻向けポチョポチョ糞出すつばめの子フードさえぎるサービスエリア大久保まさ子こぶし咲く山に籠りて読経するわれ僧なれど母の恋しく高昌えごの花線香花火のやうに咲き地上に零るる白き星屑塩谷明子草むらより出て来し雉のケンちやんは首伸ばしつつ朝の散歩に鈴木とみ和歌一首選んで筆もつ伝承館墨の香広がる書道教室塚本幸子ソーセージのようなあんよで眠る児をしずしず眺め「パパにそっくり」西岡和子麦は黄に植田は青に織りなして農夫の意気地大地に根ざす野村幸男にぎやかな鳥の会話に目覚めたるガラス窓開け挨拶交わす山田洋子くらき田の畦のこみちのくさかげに紫さえて咲くほとけのざ奥田豊子力入れ磨きみがきぬ鍋の底断ち切れぬことあれもこれもと間々田久子〈ホーホケキョ〉久々に聞く朝ばらけうつつの耳に〈フニクラフニクラ〉田村敦子ふわふわのベールのなかの過去のこと笑える事のみとり出してみる田村ひろみ【岩瀬短歌会】如月の寒さに耐えて蕗の薹垣の根方に三つ四つと飯田良江フランスの位置地球儀に探したり産業省より孫国際公務員に萩原きしの鉄せんの花どき心に描きつつ夫の手を借り柵つくりたり瀧井幸子幾いくそ度たび慰霊の旅に在します両陛下の背パラオに震ふ山田しげのこの辺でバイクの免許返上せん書替え迷う齢よわいとなりて石田守子咲き出でて風と光のやさしさに色の冴えゆく庭の花水木古賀澄支柱より太く育ちし梅の木に今年はじめて実七つ持つ広沢日出子うすみどりの木々に混じれる山桜春陽まといて目にやわらかし鈴木英雄【岩瀬萩歌会】春荒れに敢なく散れどなほ一日絞りの石楠花庭面に色ふ大関節子来し方をまた行く末を想ひつつ心しづかに今日も鶴折る安達悦子東京に就職きまり女ま孫ごは行くお守り渡す元気であれと安達すみ子満開のさくらの花に乱ふ吹ぶく雪花びらきそひいづくに消ゆる角田玉枝さ緑の木木盛り上がり遠近に桜花輝よふ仰ぐ山並坪井ゆき子新緑のざわめきの春いつ迄も心に残る桜の花には長谷川玲子花の咲く季は巡りてきつれども思ひ出のみの花見とはなりぬ石川喜代【一般投稿】戦国の兵どもの夢光る桜咲きほこる天空の城鈴木省一15さくらがわ2015.6.1