ブックタイトル広報かしま 2015年6月1日号 No.497

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概要

広報かしま 2015年6月1日号 No.497

682-2911(代表)鹿嶋市役所長年の精励に2015年春の叙勲・褒章受章者が発表され、市内では4人の方が栄誉に輝きました。さまざまな分野で活躍され、社会に貢献した皆さんを紹介します。黄おうじゅ綬褒ほうしょう章黄おうじゅ綬褒ほうしょう章旭きょくじつたんこうしょう日単光章瑞ずいほう宝単たんこうしょう光章特別養護老人ホーム「ひぬま苑」看護職員井いのうえ上ミツイさん(68歳・厨)福島県いわき市出身の井上さんは、看護師として日立製作所付属多賀総合病院などで勤務してきた。平成4年からは、常勤医師のいない「ひぬま苑」で、利用者の生活を支えるため、看護師として医療的判断を行うなど、終末看護に従事している。今回の受章について井上さんは、「思いがけない受章だったので、うれしかったです。両親を早く亡くし、親孝行を十分にすることができなかった私にとって、人生の先輩であり、社会の発展に貢献してきた利用者の方と触れ合える『ひぬま苑』は、最高の職場です。毎日感謝の気持ちを忘れずに、体力の続く限り頑張りたいです」と語った。江越さんは、佐賀県三みやきぐん養基郡みやき町出身で、昭和45年に旧住友金属工業㈱に訓練生として入社し、昭和48年に和歌山製鉄所で、昭和49年からは鹿島製鉄所で電気設備保守業務に従事してきた。特に、鹿島製鉄所内全体で約3万5千台あるモーターの整備に一いったいしんくうかあつがんしんほう体真空加圧含浸法を導入し、効率的な維持管理に寄与した。平成27年1月から日鉄住金テックスエンジ㈱に勤める江越さんは、「受章できたことを光栄に思っています。『鉄を造るためのメンテナンス』の仕事は、言わば裏方。この仕事が評価されて受章できることがうれしいし、後輩の励みにもなる」と受章の喜びを話してくれた。日鉄住金テックスエンジ㈱マネジャー江えごし越次つぎお雄さん(60歳・平井)春の叙勲・褒章広告広告鹿嶋市農業委員会元会長長ながおか岡俊としお雄さん(71歳・角折)家庭的でホッとするような施設を目指し、昭和55年に知的障害者更生施設「中台育心園」を設立。以来、施設長退任後の現在も理事長として入園者の生活支援を行う。入園者には温かく寄り添い、職員には働きやすい雰囲気づくりを心掛ける。以前、施設の隣で山火事があり、入園者・職員がバケツリレーで消火し、後日、消防署から表彰されたことがあったという。「入園者への支援はさまざまだが、苦労とは感じない。個人の性格や好みなどを把握することで分かり合える。これからも人の気持ちに寄り添い、居心地のよい場になるよう見守っていきたい」と笑顔で話した。知的障害者更生施設「中台育心園」元施設長千ちば葉良りょうすけ典さん(83歳・中)農業一筋に励んできた長岡さんは、平成15年に農業委員会の会長に就任、歴代最長となる3期9年間を務め上げた。当時は、農地への残土埋め立て問題が市内各地で起こり、その解決に何度も現地に赴おもむき、話し合いを重ねるなど尽力した。「残土問題のほか、耕作放棄地の増加や後継者不足など、農業における問題はたくさんあるが、ぜひ若い世代に大切な日本の農業を守り継いでほしい」と願いを語る。農家としては、鹿嶋市特産の若松やピーマン、メロンのほか、今年からそばの栽培を始める。「秋には真っ白いそばの花が咲くのが楽しみ」とほほ笑んだ。